硫黄岳・横岳プチ登山 その5

横岳西側の岩場、なにやら摩訶不思議な景色だったが、とても美しかった。
岸壁の手前に咲くブーケの様な花がアクセント。

事前に色々HPで調べたのだが、「危険だが、気をつければ問題ない」というようなことが書いてあるものが多かった。したがって気楽に考えていたのが、自分の高所恐怖症のレベルを考慮に入れるのを忘れていた。道の横は何百メートルもの断崖、目の前真っ白。

鎖場も現れる。
関節が音を立てそうな程硬直。
死後硬直に負けず劣らずの硬直。

横岳、頂上直下の断崖。もちろんここを登るわけではないのだが、硬直を促進させるエッセンスとしては充分すぎるほど。

この岩の間を抜けて向こう側へ。持ってきていたストックは道の脇に置いておいた。

鎖に頼って狭い地点を通過。明らかに腰が引けているのがお分かりだと思う。

途中ハシゴルートも選択できる。下りで筆皇はこのハシゴを使用したが、自分は10年前に死んだ婆ちゃんがハシゴの下で待ってるのが見えたので安全ルートで下ろさせていただいた。

上のハシゴを用いないルート。足場の左側は真ッ逆さまの崖。

おまけに足場はスケルトン。

ハシゴの角度が緩いので若干怖くない。しかし撮影時いつもわざと外す視線、今回の視線外しは必然。

上の写真を下方向から撮影したもの。鎌ガ岳でロープが切れていらい、紐状のものには頼れなくなった。

8:00
2829m、横岳山頂。
すでに多くの団体さんが休憩していた。硫黄岳と違い、ゆずりあって記念撮影していたのが印象的。

体の硬直が未だ解けず、固い感じの公式ポーズとなった。

雲海は少しずつ上昇、ガスに巻かれる前に先ほどの危険ポイントを脱出せねばなるまい。

すぐ下の雲海で背景がなにやら不思議な感じの写真となった。

un高所恐怖症の筆皇、断崖絶壁直前で余裕のポーズ。写真を撮っているだけの自分であるが、シャッターが押せないほど再び体が硬直。

8:10
硫黄岳山荘に向かって下山開始。当然ながら降りる方が視覚的に怖い。

8:45
下りのハシゴで体が完全に動かなくなったが、無事硫黄岳山荘前に帰着。休憩中でも朱印倶楽部筆皇部則に従って小石投げ。

9:45
硫黄岳山頂に再び登る。昨日はガスで見えなかった爆裂火口跡がお出迎え。


相変わらずのぞいてるだけで婆ちゃんが見えそうな断崖だ。

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