硫黄岳・横岳プチ登山 その1 | ||
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昨年に続き硫黄岳プチ単独登山を計画していた自分、今回はできれば硫黄岳〜赤岳のプチ縦走もしたいということで途中小屋での宿泊も計画に組み込む。本来は盆休みに行く予定だったが、筆皇も予定が空いていたので昨年GWの赤岳〜硫黄岳の縦走未遂リベンジも兼ねることとなった。 ここまで硫黄岳には2回登ったが共に晴天だったが、そこは天下の雨男そうは問屋が許さなかった。 |
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中日の大逆転劇&原爆特別番組を見ていたら出発が大幅に遅れ、登山口である桜平到着したのは午前3時。見上げた空には無数の星、デジカメで撮ったら10個にも満たないただの点。 | ||
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7:30 今日は硫黄岳山荘までの割と短いプチ登山なのでゆっくり起床。 知ってる人は知っている雨男筆皇、穂高で晴れた時のジンクスをかついでT3ポーズ。真意に気付くまで靴紐を結んでいるのかと思ってシャッターを押さずに待っていた。お互い静止したまま、間に流れる奇妙な空気が日本人的。 |
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T3ポーズが効いたのかボチボチの晴れ。 そもそも週間天気予報ではずっと晴れだったこの日、晴れない方がおかしいくらいなのだ。 盆前の土曜日、桜平の駐車場はほぼ満車状態。 |
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8:22 桜平登山口のゲート通過。 昨年は夜明前通過だったので寒いくらいだったが、今回はこの時からすでに暑かった。 |
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植物の名前にはうといのでよくわからないがあちこちに咲く花がきれいだった。 | ||
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夏沢鉱泉までは関係者の車も入るので簡易舗装がされている。歩きやすいといえば歩きやすいが相変わらず味はない。 | ||
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こちらも名前名前が分からない花。黄色い蝶みたいな花だった。 | ||
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シシ神様でも出てきそうな幽玄な雰囲気を持つ林。コケ好きの筆皇、かなりお気に入りの様子。 | ||
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8:59 夏沢鉱泉到着。 ゲートからの所用時間は37分、コースタイムは約30分なので毎度のことながらのオーバータイム。 昨年は34分だったのでこの3分が33歳と34歳の差なのだろう。 |
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円卓チックなキノコ。不思議の国のアリスにでも出てきそう。ほとんど海外の小説は読まないのだが、この「不思議の〜」だけはなぜか気に入っている。 | ||
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筆皇がかついでいるリュックは人気のMAMMUT製35リットル。価格は3万円弱、焼畑農業チックな人生を送る筆皇にはたやすい値段。ちなみに自分は約1万円のモンベル30リットル。 | ||
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9:49 オーレン小屋到着。 夏沢鉱泉から50分。コースタイムは40分、昨年は49分。 ぼちぼち良かった天気もこのあたりから下り坂兆候を見せ始めた。 |
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オーレン小屋出発後の登山道。 天気の悪化と共に持病の高山病発症、頭痛と共に体中が重くなる。 |
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11:02 夏沢峠到着。 オーレン小屋から25分。コースタイムは20分、昨年は30分。 本来なら小屋の向こうに硫黄岳が大きく見えるのだが今回はほとんど見えない。 |
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つづら折りを何度も折り返して標高をかせぐ、美しい景色を求めて。 | ||
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森林限界を超えた辺りの景色。中央わずかに見える青い物体がヒュッテ夏沢。 下がる気圧とモチベーション、デフレスパイラルにも似た体力大暴落。 |
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12:30頃 頂上へあとひとふんばりのところだったが天候と体調は更に悪化、頂上で雨に降られる前に昼食をとるという名目を作り中途半端な場所で大休止。 体力絶好調だった筆皇は頂上まで行きたがっていたようだったが、体力がエンプティダンプティを差していた自分の強引な休憩宣言に渋々同意。 |
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ケルンをバックにご機嫌な筆皇。ジャスコで買ったカレーパウダーを撮影。 | ||
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妙に張りぼてチックに見える岩をテーブルに筆皇のカレーパウダー入り味噌ラーメンは着々と完成されつつあった。 | ||
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そんな折、筆皇のカレーパウダー入り味噌ラーメンに自ずから具となるべく飛び込んで来た虻。 筆皇の声にならない悲鳴と共に放り出されて具となることはできず、若干のダシをスープに残して昇天した。別名「虻シャブ」。 |
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