江戸時代、五街道の一つとして整備された中山道。
国道にその移動ルートとしての役割を譲った現在でも、通りのあちこちにはかつての宿場町としての名残を留めている。


木曽地方に決して派手な観光スポットがあるわけでもない。道は狭く、冬は雪に閉ざされてしまうことも珍しくない。

ただ自分達がどこかで求めている故郷の、木のあたたかみをもっていて、ほっとした、ふと微笑んでしまうような時間が過ごせるのではないだろうか。

1.高瀬家資料館 2.福島関所跡 3.山村代官屋敷 4.木曽福島 5.日義村(現木曽町)
6.奈良井宿 7.野麦峠 8.御嶽ブルーライン〜濁河温泉 9.塩沢温泉 欄外・福沢桃介記念館

福沢桃介記念館・山の歴史館



日本の電力王と呼ばれた「福沢桃介」の別荘跡。あまり知られていないが、名古屋の発展に大きく寄与した人物を知ることができる。
塩沢温泉



割とマニアックな秘湯。「ぬるい」・「苔がひどい」との情報があったが、行ってみれば何とかなると思って訪問。
一言で言うと、冬入るもんじゃない。
御嶽ブルーライン〜濁河温泉



お盆週間、各地観光客でごったがえす中、交通量も少なく高原気分が存分に楽しめる道路「御岳ブルーライン」を通って標高1800mにある濁河温泉へ。
野麦峠



女工哀話で有名な峠。展望台からは乗鞍岳の雄大なパノラマが楽しめる。その他にも資料館や茶屋、宿泊所までそろっている。その後、月夜沢林道を走行。
奈良井宿



中仙道の宿場町であった奈良井。かつては「奈良井千軒」と言われる繁栄を見せ、中仙道でも最大の宿場町であったとされる。現在でもその雰囲気を存分に残しており、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている。
日義村(現木曽町)



源平合戦で活躍した木曽(源)義仲はこの地で育ち、平家追討の兵を挙げた。村内には義仲に関する観光スポットが数多くあり、予想以上に楽しめる。
ちなみに村名の「日義」は義仲の「朝将軍木曽仲」にちなんで名づけられている。
木曽福島町(現木曽町)



日本四大関所のひとつ、福島関のあった宿場町。奈良井宿と比較すると景観では劣るが、関所資料館や代官屋敷等、見学スポットとしては充実している。
山村代官屋敷



江戸時代、広大な木曽をおさめた代官、山村家の現存する下屋敷の一部を資料館として公開している。山村家伝来の調度品等を展示、当時の文化や生活に触れることができる。見学後はお茶のサービスも有り。


長野県木曽郡木曽町福島3508-1
(0264)22-3003
4月〜10月 8:30〜17:15 11月〜3月 9:00〜16:15
年末年始休館
大人300円 小中学生150円
福島関所跡



江戸時代、箱根(神奈川)、新居(静岡)、碓氷(群馬)、と共に日本四大関所に数えられた福島関所に関する資料館。当時の文書や用具、ジオラマ等の展示がされており、関所に関して分かりやすく説明がされている。


長野県木曽郡木曽町福島4748-1
(0264)23-2595
8:30〜17:00
無休
大人300円 小中学生150円
高瀬家資料館



小説「破戒」・「夜明け前」を書いた島崎藤村の姉が嫁ぎ、同「家」のモデルとなった高瀬家の資料館。直筆の手紙等、藤村に関する展示が多いが、古くからの家系なので、古地図や甲冑等も見ることができる。


長野県木曽郡木曽町福島
福島関所跡横
(0264)22-2802
8:30〜17:00
無休
大人200円/小中学生100円

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