奈良井宿 その1

濁河温泉、野麦峠、月夜沢林道を経て奈良井宿へ。思ったよりも時間がたってしまっていて、到着した時には4時半を過ぎていた。
写真は有料駐車場に展示されていた蒸気機関車C12。有料と言ってもこの時はもう係員がいなくて無料だったけど。

何も考えていない人達の駐車。気が弱く、本人に文句も言えないのでここでこそっと攻撃。

中仙道の宿場町であった奈良井。かつては「奈良井千軒」と言われる繁栄を見せ、中仙道でも最大の宿場町であったとされる。国道から外れていた事が幸いし、何度かの火災は経ているが江戸時代の面影を今に残す。
国から重要伝統的建造物群保存地区の指定、さらに建設大臣の手作り郷土賞を受けている。

「鍵の手」と呼ばれるクランクにある「荒沢不動尊」。記念撮影のスポットとして人気のようで、たくさんの人が撮影していた。

街道沿いに面した家々は地区の制約か、古い形を残したまま建っている。おばさん達の井戸端会議もこの風景の中でみるといい雰囲気。
各家の表札の横には、屋号の表札が掛けられていた。

電線も地中化されているので空が広い。費用も時間もかかることではあるが、なるべく古い町並はこのようにしてもらえるとありがたい。電線が張り巡らされているのとでは全然雰囲気が違ってくる。

町でよく見かけた漆器のお土産屋。だいたい売ってるものも値段も同じ。結構安い値段から揃っているので、冷やかしでものぞいて見るといいかも。

上問屋資料館。残念ながら既に閉館していた。明治天皇がこの地を訪れた際の御座所跡でもある。




夕方で店店も結構閉まっていたが、観光客の姿が途切れる事は無かった。民宿も多いので、ここを宿泊地として、木曽福島町、日義村(共に現木曽町)、妻籠、馬篭あたりの観光をからめるのが通常パターンか。

大宝寺。切支丹禁制時代に隠れ切支丹が崇拝した「マリア地蔵」が鎮座する。残念ながら見る事が出来ず。何やら首がないようだ…。

軒先のツバメのヒナ。糞をする時はちゃんと巣からお尻を出してする。10分ぐらいずっと撮影していたので、他の観光客からうさんくさい視線を受けていたが、全て気付かないフリでスルー。

町内に6ヶ所ある水場。

ちょっと飲むのは躊躇したが、スイカとか冷やしたらおいしそう。

消防団の小屋。表札には「屯所」とある。NHKの駄作大河ドラマを思い出した。

店先に貼られていた貼り紙。墨シート最強伝説を見た気がした。

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