福島関所跡
(長野県木曽郡木曽町福島4748-1  2004/8)
(0264)23-2595
8:30〜17:00
休館日 年末年始
入館料 大人300円 小中学生150円
駐車場 専用のものは無い

江戸時代、箱根(神奈川)、新居(静岡)、碓氷(群馬)、と共に日本四大関所に数えられた福島関所に関する資料館。中仙道の重要な関所として、「入鉄砲・出女」の詮議を厳しく行った。また、搬出される檜についても目を光らせていたのは、木曽ならでは。
現存する建造物は残っていないが、当時の文書や用具、ジオラマ等の展示がされており、関所に関して分かりやすく説明がされている。

関所通りと名づけられた通りから急な階段を上がった場所にある関所跡(資料館)。
明治に入って建造物は破却されてしまい現存していない。
写真は関所跡の遺構。建物の配置等が見てとれる。奥左は資料館。奥右は復元された関所の西門。

反対側を向いて撮影。左側に反対側の東門が見える。現在は道路工事で敷地が削り取られてしまったため、幅が狭くなっているが、往時はもっと幅が広かったようだ。


 説明版

資料館に裏手側にある土蔵。ここの内部も展示室になっている。

土蔵内部の裃や文書等の展示。あまりパンチは無い。




資料館に展示されている関所のジオラマ。上が北側になる。当時は木曽川から切り立つ崖のすぐ上に設けられていた。現在は崖が切り崩されて道路となっている。現在の資料館は上部中央やや左に位置する。

資料館内部。箱根関所と比べると、雰囲気は非常にあるのだが、観光スポットとしては幾分物足りなさを感じる。




上番所。壁には捕り物用具等がかかっており、関所イメージを盛り立てている。

火事の際、延焼を防ぐ為に建物の無い方に風を送ったおおうちわ。

入口付近の弓矢の展示。

団体さんのおじいさんが、孫に首枷の使い方を教えようと見せたところ、孫は大喜び。そして「おじいちゃん、あっち向いて笑って!」と指差した方向は自分。孫は自分が写真を撮りまくっていたことを知っていたようだ。おじいさんは孫の頼みということで苦笑しつつ上目遣いにこちらをチラリ、自分も苦笑しつつ内心大喜びでパシャリ。そんな大人の葛藤を知らぬまま孫は微笑む。

関所跡から出土した陶磁器等。

捕り物三点セット。これがないと関所っぽくない。

資料館展示コーナー。主に関所通過に関する文書が多く展示されている。家に帰ってから気づいたのだが、入口でもらえるリーフレットにはその文書の復元品も挟まっている。これにはかなり感動、すばらしいアイデア!なので安易にリーフレットを折らないほうが良いと思われる。自分は折ってポケットに突っ込んでいたのでクシャクシャ。

資料館。陣幕等で雰囲気が出ているのだが、座り込むおばさん集団の前に関所の威厳は崩れ去っている。おばさんは写真に無頓着で、カメラを向けている目の前に座り込んだりするから困る。

木曽特集トップ
観光トップ