道のない駅 その4

この駅で二組ほどのカップルが結婚したらしい。駅名にふさわしく、純日本形式で行われたようだ。ちなみにこの写真は小和田駅に掲載されていたもの。


ただ思ったのは便所は暗く汚いボットン式、道は狭く、水の飲み場もない。着替えは駅舎で行うとして、いくら仮説結婚式場があったとしても、参列者はさぞ大変だっただろう。
特別列車はこの時に運行されたようだ。

豊橋方面へのホームから駅舎を撮影。右3分の2のスペースは駅員用のスペースで現在入る事はできない。

奥にはすぐトンネルが見える。

反対側を撮影。やはり奥にトンネルが見える。

豊橋側トンネルのすぐ近くにあったホームの跡?昔使われていたのかどうかは不明。

「恋成就駅 小和田駅」の標識。今では草木に埋もれて痛々しい。


ハチの襲来に一人で声をあげて逃げ惑いながら中部天竜行きの列車に乗り込む。

中部天竜駅に戻る。写真は駅に鎮座するトラック改良列車。トレッドが狭く、とてもユーモラス。

駅で地図を見ていたら、行商のおばさんから水窪の駅まで乗せて行ってくれと頼まれた。次の列車まで時間がありすぎるとの事。遠回りにはなるが、旅は道連れ、快諾したのだが、居合わせたバスの運転手と自称写真家のおじさんから、道が悪いのでやめておけと強力に止められる。
おばさんは「若い人と死ねるなら、あたしゃ本望だ」と言い張っていたが、運転手から「そういう問題じゃない」と怒られていた。


写真は道が悪い事を一所懸命説明しているおじさん。隣のおばさんはあまり真剣に聞いていなかった。

同乗騒動が一段落すると、近所のおばさん達が駅に集まって来た。たちまち井戸端会議が始まる。
行商のおばさんも早速売り込み開始していた。さすがだ…。

佐久間レールパークの外に展示されている車両群。実際はフェンスがあってこれ以上近寄れない。見たい、近くで見たいぞ…。

新幹線0系の先頭車両カットモデル。なにやら魚の頭だけ展示されているような雰囲気だが、運転席等にも入る事ができるらしい。入りたい、中に入りたいぞ…。

そんな片隅に置かれていた、ドロンジョ達ご用達のお仕置き自転車。
乗らせてくれ、漕がせてくれ…。

駅のベンチは新幹線のシートを流用したと思われるものがおかれていた。ある意味、非常に贅沢なベンチだった。


時間もないので、富山村に向かって出発した。

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