道のない駅 その3

結構川幅は広い。どこまでも家らしきものは見当たらない。たまに対岸の道路を通る車の音が聞こえるが、互いを行き来する橋はこの辺りにはない。

東屋から下った三叉路横にある廃倉庫。右手が川、左手が東屋、後ろは廃屋という位置状態。

三叉路の残りの一路が延びているのはこの小和田池之神社へ向かう為だと思われる。まぁ人がいないのは間違いないがどれくらい廃れているのか見に行こうと歩きだす。

するとこの有様、とても先には進めない。しょうがないので引き返す。

再び駅舎に戻る。駅員の仮眠できそうな結構大きな駅舎、この自動販売機、昔は人がこの辺りにもいたのだろうか?そのようには見えないのだが…。

自販機の置かれていた位置には建物が建っていた跡がある。戸のさんも見ることができる。

一見、普通そうに見えるが、ものすごく廃駅チック。もちろん感動。


ちなみ右上に見える、鳥の巣らしきものは「愛」と書かれている。どうやらそっちの路線で売り出そうとした駅らしい。

なぜか手書きの近辺地図。この駅が三県の県境近くにあるのは理解できるが、それ以上には使えないと思われる。

しっかり見ていくと、やはりその路線で売り出そうとしたのがよく分かる。
これは特別列車につけられていたヘッドマークらしい。

過去に使われていたらしい駅名表示板、ノスタルジー。

窓口。もちろん駅員等いない。想像以上にほこり等がたまっていない所を見ると、誰かがたまに掃除にきているようだ。

旅の感想をつづってくれ、とあるが、何につづればいいのか分からない。もしかしたらノートとかあったのかもしれない。


ちなみにぶらさがっている絵馬らしきものにはカップル熱々メッセージが書かれていた。ただし10年近く前のだけど…。

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