タミヤ模型本社(歴史館&ショールーム見学) その1
(静岡市 2011/4)

タミヤ模型の歴史館&ショールーム。
見学施設として独立しておらず、見学できる1階ですら会議室や接客ルームが併設されている。また、5名以下の完全予約制であり、一日数組だけの受付とかなり厳しい条件がある。ただし高いハードルを越えての見学はタミヤのプラモデルの歴史、実車展示、ショールームとかなり見応えのある内容となっている。
ただし自分のような中途半端なプラモ好きでは少々重い。
住 所 静岡市駿河区恩田原3-7
(045)286-5105
入場料 無料
事前予約制 予約は公式HPより
駐車場 無料
開館時間 9:00〜16:30
休館日 土日祝日(開館カレンダー確認
H P


もう何十回と見たであろう、ヘビーローテーション。恐らくCD何十枚も買っちゃうようなマニアですらここまで真剣に見直してないんじゃないかと思える。
この反復ぶりが学生時代に生かせていたら大学進学も夢じゃなかったはずなのだが。


タミヤ本社到着。
当然場所は調べてあったのだが、工場を含めていくつかタミヤの建物があったのでどこに行ったらいいのか分からずに少々ウロウロしてしまった。
見学施設っぽい外観を想像していたのだが、予想以上に普通の企業ビル。車を降りた時には見学なんか本当にできるの?と心配になってしまった。

なぜか36番区画だけ車止めがある社有車駐車場。
建物の高級感に比べると社有車は白い軽ばかりであまり高級感がなかった。

玄関脇に置いてあったいすゞ製のF1エンジン。V12 3.5Lエンジン。740馬力もすごいが、その時の13,500rpmという回転数もすごい。

中に入って受付を済ます。こちらの媚びへつらった笑顔に対して受付のお姉さんズは全くの無表情。

客だけじゃなくて俺にも笑顔で対応しろよと心の中で毒づいていたことは、自分のヘラヘラ顔からは夢にも思わなかったはずだ。

とは言え、やはりここは本社であって見学はおまけ。最初の見学場所である歴史館は打合室や会議室が並ぶ廊下の奥にあった。

廊下を歩いてる時の重苦しさはまさしく普通の会社。壁に並んだ箱絵アートがかろうじてここがタミヤであることを知らしめてくれる。


ということで箱絵画家である上田さんの説明とアート集の紹介。

歴史館に飾ってあったシュールな作品。
なぜ黒人が太陽を持ってるのか?
なぜ彼は驚いた顔をしているのか?
なぜチンチン丸出しなのか?
いくつもの謎を飲みこんで太陽は今日も微笑む。


歴史館の室内。
ガラスケースの中はプラモデルなのだが、部屋が醸し出す重厚な雰囲気で何やら博物館にでもいるような感じになる。

歴史館一番奥の船舶系コーナー。

少なくとも桑名市博物館より博物館らしかった。


展示室奥側から撮影。
ご覧のようにプラモ満載ではあるが、それほど広い部屋ではない。

数多くの展示の中でも特に目を引くのは戦艦三笠。日露戦争時の連合艦隊旗艦であり、かの日本海海戦で東郷平八郎が座乗したのもこの船。

本物は現在も横須賀に保存され見学できるが、日露戦争以降あまり幸福な余生を過ごしているとは言い難い。

造りこみも細かく、アップで撮っても本物だと言い切れるくらいのリアルさ。

今更疑問なのだが、さすがにこれオールプラスティックじゃないよな…。非売品だし、とてつもなくでかいし。

大和やら長門やらよく目にする戦艦と比較してずんぐりとした船体なのだが、正面から見るとやっぱり切れそうなくらい細い。

タミヤと関係あるのかどうか分からないが、人形(というかドール)満載の展示棚。

西洋人形多数の中で段違いの存在感を持つ首絞め日本人形。
夜中に目が覚めた時、こんなのが首絞めにきたら窒息死する前に心臓麻痺で死ぬ自信がある。

リアルな西洋人形。
これはこれで夜中に歩いてきたらショック死なんだけど、日本人形ほどの圧迫感はない。

呪われると困るので大きい声では言えないが、最初ダッチワイフかと思った。

プラモデルの箱を前に眠そうな顔のクマ。
さすがに恐怖感はないのだが、壁にかかった「流行悟道」の掛軸を見る限り、彼もそれなりの修羅道を通ってきたのだろう。

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