愛岐トンネル群(旧国鉄中央線)一般公開 その1 (春日井市 2010/5) |
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ゴールデンウィークに入る前、自分の廃好きを知ってる会社の先輩が中日新聞の切り抜きをくれた。旧国鉄中央線廃線跡一般公開がゴールデンウィーク中に行われるという記事だった。なかなかタイミングが合わずに行けなかったのだが、どこへ行っても渋滞する時期、たまには電車で出かけるのも悪くないなと出動を決定。 だが自分は既婚の子持ち、ゴールデンウィークながら自由な時間をとるのは簡単なことではない。そこで太郎を誘ってみることにした。これなら家族サービスの一環ともなるし、自分も見学ができて一石二鳥。片道1.5km、往復3kmの行程とはなるが太郎の鍛錬にはちょうどいい。 「冒険に行こう」と太郎を誘ってみた。太郎の返答は「父、頑張って行ってくるんだよ」。 「冒険に行こう、帰りにイオンでアイス食べよう」と再度誘ってみた。太郎の返答は「父、頑張って冒険しようね」。 「稚児ながらいい打算だ」、微笑みかける自分に太郎は「アイスはバニラがいいね」と目を細めた。 〜以下「NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会」パンフレットより〜 【トンネル群の歴史】 建設 明治29年 名古屋〜多治見着工 開通 明治33年7月 廃線 昭和41年高蔵寺〜多治見間を複線電化により運用停止。 【規模】 廃線軌道跡 定光寺〜古虎渓〜多治見間の8キロ。 赤レンガトンネル13基現存(建設時は14基、1基は昭和15年信号所(現 古虎渓駅)建設のため廃棄。 |
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壁と山肌に挟まれた定光寺駅。中央線では愛知県最北の駅でいつもは無人なのだが、この日は一般公開イベントということもあって、10人近い駅員が配備されていた。 階段が急、ホームも狭い、子供連れには少々危険な駅だし、まぁこれくらい配備されてた方が安全だろう。 写真は定光寺駅から一般公開イベントの受付へ続く道。昼過ぎだったので帰り客と結構すれ違った。ネイチャー好きな人達は早起きが多いみたいだ。 |
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受付に向かう最中、用水路の横に何やら遺構らしきものが残っていた。 明治期に玉野街道という有料道路があったらしいので、その遺構かと思ったがコンクリート製なのでどうも違うようだ。 結局何の遺構か分からないまま。 |
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これまでの一般公開は無料で行っていたが、今回から小学生以上一人100円の見学料が必要。 どこへ行っても金がかかるばかりのゴールデンウィーク、これくらいの出費でとやかく言う人もいないだろう…と思う。 |
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受付で見学料を払っていざ見学ルートへ。 テンションが高い時に階段を見ると無意識にあの歌を口ずさむ。 俗にいうところの条件反射と言う奴だ。あなたもイワン・パブロフが行った有名な実験「パブロフのH2O」をご存知だろう。 |
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見学路を整備する際に地中から発見された枕木。 テンション以上に上がった息と心拍数は説明板を読むフリをして下げる。親のメンツを守るためには必要な演技だ。 ちなみに階段の枕木は別の場所から持ってきたものでこことは関係ない。 |
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プチ登山ではいつも談笑しながら歩くおばちゃんに抜かれていることは太郎は知らない。 全力で階段を駆け登り、息を切らしつつも「ほら、おじちゃん達に追いついちゃったぞ」と太郎に小声で話しかける。 「父、すごいねぇ」、尊敬の眼差しで自分を見つめる太郎は全く息を切らしていなかった。 |
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階段を登るとすぐ最初の3号トンネル(玉野第三トンネル)が見えてくる。 | ||
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3号トンネル、長さは76m。 闇を恐れない太郎はフラフラと中へ。 そうだ、太郎、このHPの存続はお前の好奇心と体力にかかっているのだ。往復3キロ、頼むぞ。 |
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すすけたトンネル内には廃棄されたレンガが道の端に大量に詰まれていた。 写真はソフトで明るくしてあるが、長さがそれほどでもないせいか、足元が見えないほど暗くもない。 |
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乗客が見ることがほぼ皆無の退避壕にも豪華なレンガのアーチ。戦争遺跡レポートでもよく書くが、明治期の建造物というのは本当に丁寧だ。 | ||
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トンネル出口近く。 当時は無かった(当然ではあるが)木々が線路跡の中央に立っており、過ぎた時間を雄弁に語ってくれる(と言い切るには細すぎる木だが)。 |
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レールを再利用した落石防護柵。説明板をしっかり読みたいのだが、ズンズン歩く太郎がいるので熟読できない。 太郎、体力が余ってるのはいいが説明板くらい読ませてくれ。…というか少し休もう、息が切れた。 |
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とりあえず撮影した説明板。 この落石防護柵にも刻印があるものが結構あるようだ。 |
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親切に刻印があるレールには印がつけられている。 残念ながら刻印を発見・撮影する前に太郎を追いかけたのでここまで。 |
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