丹賀砲台園地 その3

螺旋階段と砲塔井を覆うドームを見上げる。
階段登ってる最中に地震がきたら螺旋階段倒れるだろうか…。
高さが関係するといつも悲観的になる自分の弱さに気付きつつ階段に足をかける。

戦後は開墾するための土捨場とされ、平成に入って整備されるまでの間、ずっと土に埋まっていた。

砲塔井内面。
誤爆した際の状態がそのまま残っている。

もう少し上がった内面。
砲塔井上部は割ときれいな状態で残っているが、爆発の被害が大きかった下部はコンクリートの損傷も激しい。

ただ30cm砲が爆発してこれだけの破損で済んだのかと思わないでもない。


何とか登り切ってドーム内部を撮影。
周回路は落ちないようにもちろん手摺が設置されているが錆びてる。でも螺旋階段から伸びる空中通路の方がもっと錆びてる。それに気づいたのが渡り切ってからで良かった。本当に良かった。

砲塔井を見下ろして撮影。
絵になる構図だけど我を忘れて手摺に体重をかけることなんて絶対にしない。

この公園のランドマークとも言える砲塔井を保護するためのドーム。一見プラネタリウムチックだけどね。

ドーム周辺は公園として整備されている。
コンクリートに埋め込まれた石が何やら模様になっているなと近づいてみると、豊予水道の地図になっている。昔はこうした石で作った地図ってちょくちょく見かけた気がするのだが最近はあんまり見なくなった。

翌日マフ巻きさんに案内してもらって訪問する予定の佐田岬。

天気は快晴、眺めも良好。

やぶ道を下ってリーフレット(11)の水槽跡へ。他に何か遺構が無いか確認しながら下りてきたつもりだが何も見つからなかった。

迷彩の残る水槽及び出入口。こちらも壁面がウロコ状になっている。

水槽というからもう少し大きなものを想像していたのだが、思ったよりも小さなものだった。

水槽横の出入口から再度中に入れる。奥に歩いていくと主動力室横に出る。壁には多数の説明パネルが架かる。2ページ目の載せた写真の逆方面から撮影したもの。

説明パネルで見た「西部軍情報隊跡(パノラマ展望台横)」を探して隣の山へ。
何の情報も確証もないのだが、きっと展望が良いところなら何か建造されたろうと思って。

下ったら当然登らなくてはいけない。天気が良かったのであっという間に汗が噴出す。

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