延命山大聖寺 大秘殿 その1
(蒲郡市  2009/12)

蒲郡の有力観光地である三谷温泉と弘法山を結ぶロープウェイ施設跡を利用して昭和55年に開創された観光寺。
住 所 蒲郡市三谷町鳶欠14
(0533)68-2130
入場料 大人1000円 小学生以下無料
駐車場 無料
開館時間 9:00〜17:00
休業日 年中無休
H P 公式HP無し ただし多数のHPで紹介されている


閉鎖したホテルや商店が並ぶ三谷温泉の中、今日も元気に営業中。

かつては国道を挟んだ弘法山とロープウェイで繋がっており、両駅の周りには娯楽施設も付帯していたのだが、赤字続きで昭和50年に廃止となっている。
この建物も元々ロープウェイ施設と付帯していたプラネタリウムの再利用。銀色のドームがその名残。


さらに三谷温泉も盟主たる「蒲郡ふきぬき観光ホテル」が倒産した後、一気に斜陽化した感じがする。15年くらい前に来た時は少なくとも表面上は「愛知の人気温泉街」って雰囲気だったのだが。

今回の大秘殿と道路を挟んだ乃木公園に立つ乃木将軍像。
日露戦争に従軍し、乃木大将の人徳に惚れ込んだ二村喜助という人が中心となって大正二年に建立された。二村氏は太平洋戦争終了後のGHQによる破却命令に抵抗し、像を守っている。

乃木将軍像台座背後の銀ピカ銘版。
何とも立派というか派手。

料理の神の壁画があるくらいなので庖丁塚も用意されているが、塚を築くほどの数が奉納されているのかは疑問。

包丁塚の隣にたつ観音さん。
コンクリート製の土台が観音さんとすこぶるアンマッチ。何らか旧施設の土台を流用しているのではないだろうか。

「女人願かけ おなご寺」。
女忍者の出てくるAVかと思った。

「秘仏」
→「厨子などに納められ、普段は拝観を許していない仏像や仏画」

営業時間内であればいつ来ても拝観できるけど秘仏。

十二支守り本尊。
ポーズは基本的に同じで、顔が各十二支。

未年の守り本尊。
本当は守ってるのだろうが、生贄の子供を前にほくそ笑むサタンに見えてしまって申し訳ない。

多分誰もが思ってるはずだが、やはり言いたい。

十面鬼に似てますね。

ゴチャゴチャして入口が分かりにくいが、受付にたどり着く。受付に人がいないので声をかけようとしたら、笑顔でおばさんが出てきた。
笑顔のおばさんに1000円払って大秘殿へ。

地蔵さん群。
とりあえず集められたもの全て並べましたみたいな感じ…、というか実際そうなのだろう。

水子観音像。
主役の赤子の顔に前掛けがかかって苦しそうだった。

妖艶なガンダーラチックな像と地蔵のアンマッチぶりは、池上遼一の漫画にラッキーマンが出てくるのと同じレベルだ。

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