(通称) 細谷トーチカ その1 (静岡県湖西市 2009/1) |
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色々お世話になってる「戦捜録」さんに載ってた細谷トーチカを探索。 戦捜録さんでは到着する行程が載せられていなかったのでそれほど厳しいルートでは無いと思っていた。去年の夏に管理人の望月さんに行き方を聞いたところ、夏は非常に危険なので冬をお勧めするということだったので冬になるのを待って探索。 前日からの泊まりがけだったため、細かいルートについてのメールやりとりができないままになってしまい少々心配であったが、望月さんから電話をもらい、細かい場所を教えてもらった。 翌日は勢いよく探索を開始したが、ルートの途中で身動きがとれなくなって断念。右往左往した結果、別のルートで到達することはできたが、後日自分がルートの聞き違いをしていたことが判明した。やはり人の話はちゃんと聞かないといけないと反省。 結果的に行き着くことはできたが、近くの小島トーチカと比較するとかなり危険な上、遺構を全部探索するためには脚立も必要。正直あまりお勧めしないが、もし行かれる人がいるのであれば細心の注意を払っていただきたい。 なお、一般的に「細谷トーチカ」と紹介されるが、地図を見たところ静岡県側にあった。細谷は豊橋市の地名なので、「細谷」では無く、別の呼称をした方がいいのかもしれないがここでは「通称」細谷トーチカとする。 なぜなら、地図を見てもこの辺りの地名が分からないのだ。 |
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自分は当初、谷に降りなくてはいけないルートだと勘違いしていた。 その為、まず道から谷を下らなくてはいけないが、ヤブが深く降り口が見つからない。大根が大量に捨てられていた場所から谷に降りていったが、途中足首まで埋まる上、とても滑りやすい斜面であった。 谷を完全に下るのでは無く、横移動して尾根に取り付こうとしたが、やはりヤブが深く横移動できず。 結局このルートは断念。 結局、産廃施設の横、県境ギリギリから尾根に行くルートが一番無難だと判断して発見してたどりついた。 地図を見ると簡単そうに見えるが、途中少々難関ポイントもある。 今回のルートでも晴天が続いた冬でないと結構危険となる可能性は高い。 何にしても危険な場所だから怪我してもしらないよ。 |
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関門であった「谷降り&尾根登り」を回避し、無事尾根筋に到着。望月さんからは尾根まで行けば数分で到着すると聞いていたので気楽に前進。 路面はフラットで大きなアップダウンも無い。 |
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木々の切れ目から谷を見下ろす。 かつて望月さん達がどの辺りで尾根に取り付いたのか分からないが、谷からの登りは急で長そうだった。 草木が生い茂って更に滑りやすくなる春以降、脚立を持っての登りは事実上不可能だと思われる。 |
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尾根を歩くこと数分、左に降りる道と真っ直ぐ行く道の分岐となる。どちらへ行ってもトーチカを見落とすことは無いが、変な枝道に入るといけないので、基本的には真っ直ぐ歩いて行った方が良い。 | ||
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道の左手、土手が大きく切れ込んだ場所があり、切れ込みに口を開ける形でトーチカがある。 | ||
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トーチカの二階部分の観測窓。 | ||
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下見のつもりだったので脚立を持ってきていなかった。あわよくばこの観測窓から二階部分に入ろうと思っていたが、頭囲及びウエストが20センチくらいじゃないと無理。 | ||
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屋根(?)部分。 わずかに膨らんだ形となっていた。 |
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砲口が向いている西側を撮影。 茂った木々でほとんど展望は利かない。 |
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とりあえず中に入る為に数m戻り、左側の道にスイッチ。道は左手に下る形となり、進むにしたがってトーチカ入口が見えてくる。 当然ながら目立たない砲口側と比較して、開口側はダイナミックな外観。 |
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谷の切り込み部分に立って開口部を撮影。 | ||
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すぐ入りたい気持ちを抑え、少し下がって全体を撮影。 | ||
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更に下がって撮影すると地面も下がる。これ以上下がると何も見えなくなるのでここらでやめておく。 | ||
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開口部アップ。 遺構でたまに見る木の角柱などがはまっている溝。機器などを固定する際に使用したのだろうか。 |
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入口は若干土砂に埋まっているが、文金高島田ヘッドでなければさしたる問題も無く入ることができる。 | ||
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