(通称)細谷トーチカ その4

観測窓。こちらは完全に埋まってしまっており、全く外が見えない。

ご覧の通り、完全に埋没。

スリット部分のコンクリートは一部剥がれて鉄骨が見えていた。

観測窓から入口方面を撮影。
狭い所好きなので妙に和む。寛ぎながら、ドラえもんのデンデンハウス内部はこんな感じではないだろうかと思ってみたりする。

壁に埋まった角材。
見晴台考古資料館に問い合わせたところ、当時は大半のトーチカ内部が板張りとなっており、その板を壁に打ち付けるための角材であるとのこと。


しかし、あちこち見た中で板切れの残骸を一度も見た事ない。終戦後に剥がされてしまったのだろうか。

内部天井部分。
天井にも角材が埋め込まれている。

観測所を南側から撮影。
写真を見ると石棺チックだなと思うが、実物を見た時には亀チックだなと思った。

南側の海を臨む…が、何も見えない。

観測所の屋根に登って、入口部分の穴を撮影した…が、写真では何が何だか分からない。

穴の側面に交通壕の跡が無いか見ていたら、筆皇が咳払い。
見上げるとポーズをとっていた。どうやら写真を撮って欲しいらしい。

穴から観測所入口部分を撮影。

トーチカや観測所自体、それほど大きなものではないが、やはり人のあまり入っていない遺構探索は中年男の少年心を満たしてくれる。
まぁいつも望月さんはじめ、人の行ったレポートを見たり、話を聞いたりしての探索なので川口浩レベルの探索ではあるが。


脚立を持っての帰り道、更なる冒険チックな遺構にもチャレンジしていこうと心に誓う。
帰宅後風呂に入りながら、そのチャレンジを行って大失敗した美保関の事を思い出して、誓いを希望に変更した。

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