しまなみ海道 その4


企画展示のメインパネル。
能島の航空写真を用いて、「島=城」だった往時の遺構について説明がされている。ご覧のように凝った作りではないのだが、見応えのある展示だった。

能島城跡の古写真展示。
ほんの数十年前までは、今以上に遺構が残されていたという。
この点についてはだいたいどこの遺構についても同様で、戦後の都市化で貴重な遺産が消滅している。


当時の地表面を発見した際の展示パネル。
企画展示ということで、凝った展示はないのだが、ストレートで分かりやすい説明が多い。
まぁそれくらいなら本読んでも同じだとも言うが。

2階の片隅にある「わくわく体験コーナー」。
鎧や着物を着ることができる。本来は受付で予約をしなくてはいけないらしいが、それほど人がいなかったこともあってか、そのまま着させてもらえた。

鎧着用に挑戦する筆皇。
甲冑の着用は事前予約がいったり、人数が制限されているところが多いのだが、ここはそんなこともないのでありがたい。

おばちゃん二人がかりで、テキパキと鎧がつけられていく。
「まぁ、似合ってるわ、かっこいい」、おばさんのお世辞に筆皇は無表情。

何事にも興味のない94号は、いつものつまらなさそうな顔で待機。

ほぼ着用完了。
「重い」とのこと。

あまり威厳はないが、馬子にも衣装とはよく言ったもので、それなりに見える。
後ろの甲冑は子供用。

幕末スタンディング御大将と、桃太郎侍シッティングの内室。

鞘も抜かずに切りかかる御大将と、スリラー内室。

また、単なる甲冑&着物だけでなく、こういった取り合わせができるのも、ここの特徴。

衣装を脱いで寛いでいたら、次の体験希望者が訪れた。
60過ぎのお婆ちゃん&甲冑、こういった取り合わせができるのも、ここの特徴。

一階ロビー部。
全体的に入場者の平均年齢が高かった。

出入口付近の売店&食堂。
「ミュージアムショップ」という割には、旅館の売店とあまり変らない品揃えが庶民的。

大島と伯方島を結ぶ伯方・大島大橋。
奥に見える橋脚の立っている島は無人島見近島。

伯方島では寄り道をせず、そのまま大三島橋を渡る。
この橋はしまなみ海道に架かる橋の中で、最も古いもので、昭和54年に完成したもの。その為か、デザインも他の橋とは若干趣の異なる、アーチ橋となっている。
(一番新しいのは来島海峡大橋・多々羅大橋・新尾道大橋の平成11年5月1日)

大三島へ到着後、この島のメインである、大山祇神社へ。
ここは戦いの神として、武運長久を祈る武人の崇拝を集めた神社。源頼朝・義経が奉納した甲冑等、国宝・重文指定された武具の半数近くがこの神社にあるという。

撮った時はそのつもりでも、家に帰ってから見直すとつまらないタイプの写真。
自分をあえて戒める為に掲載。


こういった写真を嬉々として撮ってしまう自分が、今改めて恥かしい。

国宝・重文指定の武具が納められている宝物館。
入場料は大人1,000円と結構お高めだが、国宝・重文武具見学に価値を見出せる人には安いものかもしれない。


自分は見出せないタイプなので、入らなかった。着られるなら入るけど、見るだけじゃ…。

前頁 愛媛県観光トップ次頁
////
観光トップ