大和ミュージアム その2

2億円1千万円かかったという模型は、アップの写真に耐えうる精密さを持っていた。

ディスプレイを用いた説明もあったが、それほど人気がなかった。
昔所持するプラモというプラモはほぼ全て爆竹で破壊してきたが、この1/10大和ならさぞや壊しがいがあるだろうなと不謹慎なことを考えながら見学。

「宇宙戦艦ヤマト」でもよく用いられた斜め後ろからの構図は幼い自分の目ににも大変かっこよく写った。もちろん本場の大和においてもこの構図はお気に入り。


ここだけアップでとると、なにやら童話に出てくる中世の城のような感じ。

大和後部付近。
前方面からの撮影は若い人やカップルに多く、後ろからは圧倒的におじさんが多かった。「後ろからの構図が好き」とか言って、喜んで撮影している自分は他人から見て、きっと「ワン・オブ・おじさん」だっただろう。

やはりかっこいい後ろからのショット。
大和ひろばは3階までの吹き抜けになっており、色々な角度から1/10大和が見られる。

3階から撮影した。
個人的に見てて一番迫力のある角度がこれ。艦尾におじさん調の人がたくさんいることを確認してほしい。

装備は対空火力を充実させた後期のもの。
「男達の大和」のクライマックスとなっていた中央左舷の25ミリ対空機銃が小さく見えてる。

日露戦争で味を占めた巨艦大砲主義から抜け出せないままの日本であったが、真珠湾攻撃など大戦序盤では航空機の威力を存分に発揮した作戦を成功させている。
にも関わらず結局、根本の巨艦大砲主義からは抜け出せず、有効な艦の開発や立案ができないままだった。

大和ひろば一番奥から入口方面を撮影。
右手が展示室A、背後が展示室B。

大和ひろば奥から入口方面を撮影。水偵用のカタパルトが見られる。
似たような写真ばかりで申し訳ない。館内の感じをつかんでもらおうという一心なのでご容赦。

館内から見た大和波止場。
大和前甲板の実物大の大きさに主砲塔などの位置が描かれており、実際の大和の大きさを実感できる。

展示室A。
呉の歴史から大和の建造、終焉、海中の姿、そして乗組員の写真や遺書などが展示されている。展示は非常に詳細かつ多岐に渡り、館内で一番時間が必要なのはこの部屋だろう。

戦前〜戦中の呉の様子をあらわしたジオラマ&ビデオ。映像のビデオ撮影は不可、室内のフラッシュ不可、遺書・手紙の撮影不可。

「大和=46cm主砲」みたいなイメージも色濃い、主砲の模型。砲の大きさもさることながら、外板の厚さが印象的だった。


と、いうことらしい。


大和建造にあたって、当時の最新技術や、それが現在にどうつながっているかを示すパネル。

引き上げられた士官室タイルや瓶など。

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