芸予要塞 小島砲台跡 その4

司令塔跡別角度。北部砲台跡で一番高い場所にあるが、辺りは竹林となってしまっており、ほとんど展望は望めない。

司令塔跡から下る階段。ランプか何かをかけた金具が残っている。

北部灯台で見かけた遺構。
何に使用されていたものか不明だが、ポールでも立てていたのだろうか。

再び現れた三味線予備軍猫。
この後、こちらの殺気に何ら恐れることもなく、虫にじゃれついていた。


中部砲台概略図。

「中部砲台跡」説明板。
小島の芸予要塞の中核をなす中部砲台跡は築造当時28cm砲6門を備砲し、また周囲には地下室4ヶ所、地下兵舎6箇所、雨水を溜めた井戸や、この水を浄化する浄化装置などが配置され、山の頂上には司令台も設けられここには遠望施設があったと言われています。この中部砲台の28センチ砲6門は日露戦争の旅順の鶏冠山北砲台攻撃の時、日本軍は兵隊また兵隊をつぎこんでも陥落しない。そこでこの中部砲台の28センチ砲も旅順へ運ばれ攻撃を開始したので不落といわれた旅順北砲台がつに陥落しました。この28センチ砲が旅順攻略に重大な役割をはたしたと言われています。現在では6ヶ所の砲座跡が残るのみでありますが、ドイツのハンブルグから取り寄せられた西洋煉瓦で築かれた赤レンガの地下兵舎とともに貴重な遺物であり、当時の様子を物語っています。この砲座跡の通路の奥から山頂への階段があり、山頂には司令台跡、電話室跡があり山頂からは来島海峡や瀬戸内の島々のすばらしい展望を満喫することができます。


崩壊しかけている文章。原稿の下読みはしなかったのだろうか。

中部砲台跡は島の砲台跡で最も高台にあり、景色も良い。ただし行くのも大変。

他の砲台跡と比較して広々とした雰囲気がある。草なども刈り込まれていて、結構整備はされているようだ。

他の砲台跡と比較して、当時の雰囲気が良く残っている砲座跡。奥に見えるのは地下兵舎跡。

説明板によると、28cm榴弾砲6門が備えられていた。

入口付近にある地下室入口。

地下室内部。
他の砲台跡同様、通常イメージする「地下室」とは異なる。この丸い部屋が何のために丸いのかがよく分からない。勉強しなくては。

ずらりと並ぶ地下兵舎跡。案内板が邪魔。

中部砲台の浄化装置跡。

こちらも危険防止の為、柵がつけられている。

部屋の奥部分で繋がっている地下兵舎跡。この辺りも他の砲台兵舎跡と同じ造り。
福岡で初めて見たときは興奮したのだが。

地下兵舎奥から入口方面を撮影。
いつも掩蔽部ではこのアングルの写真を撮っている気がする。

中部砲台の一番奥部分から司令塔跡へ登る歩道。

ちなみに司令塔跡へは階段で登ることもできる。ただしこの案内板が指し示す角度はまんざら嘘ではない。

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