神島 その4

海を眺めていると、ものすごいUターンをする漁船が見えた。あぶない刑事のロケかと思った。

貼り出した部分には何やら棒が。
計測機械などを設置したのだろうか?

懲りもせず加工写真。
たくさんの漁船が出ていた。

左手にカルスト地形が見える神島小中学校近くのニワの浜。
犬の散歩をしていた高校生くらいの女の子がいた。怪しい人に間違われても困るので明るく挨拶したが、それが余計に怪しいと気付いたのは帰りの船の中。

このあたりは風がとても強い。打ち寄せる波に逆行して風紋がたつ。

小中学校近くの古い説明板。
この説明板が建てられた時、時計台に現在の時計ははめられていなかったようだ。

神島小中学校。
おそらく両方たしても30人前後。当人達はどう思ってるか分からないが、人生を終える時の走馬灯にここで過ごしたシーンが必ず出てくるだろう。
楽しい時間は一瞬でしかなく、あとは牛の反芻のように思い出を噛みなおしながら人生というのは進んでいくものなのだよ。

未舗装の道路の脇のあちこちになぜか墓石が建っている。特に気にしていなかったが、後で10年前くらいまで土葬だった聞いた。

古里(ごり)の浜。
島内唯一の砂浜で、潮騒の舞台の一つ。前方に見える岩部分に海につながる鍾乳洞があるらしい。それらしい穴は見つけたがとても入れたものではなかった。

浜にはラクダチックな八丈島という巨岩が横たわる。

浜にはゴミもない。黴たミカンが一つ打ち上げられていただけ。

古里の浜の地層。
千と千尋の神隠しに出てくる川の神様の皺を彷彿させるが、この例えでどれだけの人が分かってくれるかは不明。

ヤブの中に立派な墓石があると思って踏み込んだが、朝礼台みたいな台が破棄されているだけだった。

平地が少ないこの島では、農機具の入れない狭い道の傍らに3畳にも満たない畑がつくられていた。

写真を撮りながらゆっくり歩いて2時間弱で島を一周。
港に破棄されていたこの軽トラ、ただの廃車を撮影しただけだと思ってはいけない。

JAで農家向けに販売していたという「営農サンバー」なのだ。赤帽仕様は有名だけど営農サンバーはサンバーマニアと農業関係者くらいしか知らない一品…だと思う。
サンバートラックの別名は「農道のポルシェ」。

港の前にある児童公園。島内に子供の遊び場はほとんどない。

島の産業はほとんど漁業によって支えられており、島のどの施設よりもこういった港湾施設の充実度が高かった。

港近くの墓地。
手前は墓石密集地帯。一家全滅したのか、とてもお参りなどできそうもない状態となっている。
現在島に火葬場があるらしいが、一周した後に聞いたので、見つけることができなかった。島の火葬場、とても興味あるんだよね。

港で働くおばさん達、古き良き昭和に思いをめぐらせていたのだが…。

本土からの荷物には犬のトイレシート…、現実に引き戻された。

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