福井県立恐竜博物館 その2

プロトステガという海亀の一種。特別展にあったアーケロンに比べてユーモラス外見。特に頭骨は水木しげるの描く頭蓋骨のモデルになったこと間違いなし。

中生代より前、両生類全盛の頃に生息していたエリオプスの化石。こちらも骨なのにマヌケ面。

エリオプスが生息していた頃の植生を再現している。
全体的に化石と復元模型と展示パネルのバランスが非常に良いのがこの博物館の特長。

卵や子恐竜が動く巣の模型展示。
隣の子供が父親に「お父さん、これ生きてるの?」と聞いていた。恐竜が絶滅したという前知識がなければなるほど本物に見えるのかもしれない。

巣で抱卵したまま化石になった小型肉食恐竜のオビラプトル。特に小型恐竜は少し前に考えられていた以上に社会的であったようだ。

-恐竜は子供を育てたのか?-という展示パネル。子供恐竜の集団化石や、親が餌を運んだと思われる化石も発見されており、恐竜も子育てをしていた可能性が高くなっている。

モンゴルで発見された肉食のベロキラプトル(右)と草食のプロとケラトプス(左)の化石。二体がからみあったまま化石となっている。ベロキラプトルの爪がプロとケラトプスの頭部に食い込んでいる。
このやりとりの最中に、二匹とも同時に死亡する何かがあったのだろう、それを想像するとワクワクする。

-足跡化石から何がわかるか-という展示パネル。アメリカで発見された化石では大型草食恐竜が集団で移動し、親が子供をかばうかのように歩いている様子が残っていたようだ。

恐竜の顎の比較。肉食、草食、その他種類により顎の働きも形状も異なるという説明がされている。

角竜の防御の仕方を説明した展示。
その大きな角は攻撃的な防御を行い、フリル状の骨で襟首を防御していた。

化石に残された歯骨の跡。写真のイグアノドンの他、数点骨に攻撃を受けた跡のある化石が展示されていた。

成長していくにつれて、同じ種類の恐竜でも大きさが変わっていくプロセスを妙にカナダチックな化石で説明。

マイアサウラという恐竜の頭部の成長を模型で説明。左から3週・6週・6ヶ月・3歳・4歳。
説明を見ていたお母さんが子供に「○○君と同じ4歳でこんなに大きいんだよ♪○○君もこれくらい大きくならないとね」と優しく説明。○○君に「無理だよ」と軽く一蹴、お母さん撃沈。

大腿骨の断面。一見木の年輪にも見える。これで恐竜の年齢が分かるのだろうか。

館内撮影禁止の時にあった撮影許可ポイントの一つがこのティラノサウルス前。
さすがに有名な恐竜だけあって、記念撮影をする見学客も多い。

小さい頃からのティラノサウルスファンとしては、死肉を主に食べていたという説はいただけないな。やはりその名の通り、暴君竜であってほしい。

頭骨を下から撮影。
このティラノサウルスの写真を掲載しているHPも多いだろうが、このアングルのものはそうそう無いだろうと自負。
でも妙に魚の頭っぽいのにションボリ。

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