北名古屋市歴史民俗資料館 その1
(北名古屋市 2006/6/18)

現在は合併して「北名古屋市」となったが、元は師勝町歴史民俗資料館。通常、市町村が運営する歴史民俗資料館はその地にまつわる「歴史民俗」であり、出土品や城、市町村の生い立ち関連の展示が行われることがほとんど。しかしこの旧師勝町では展示できるほどのものがなかったためか、ほとんどそれらの展示はなく、昭和時代の暮らしに重点を置いた展示を行っている。大人にとっては懐かしく、子供にとっては新鮮なこれらの展示は歴史などにあまり興味がない人にとっても訪れやすいスポットであり、見学中の会話もはずむことだろう。


住 所 北名古屋市熊之庄御榊53
(0568)25-3600
入場料
駐車場
開館時間 9:00〜17:00 〜18:00(7〜9月)
休業日 月曜日(除祝日)・年末年始・その他
H P

北名古屋市役所東庁舎から歩いて1分弱の場所にある。
1,2階は図書館、3階が歴史民俗資料館となっている。

写真右手のガラス戸が入口。
入館するといきなり昭和チックな展示が目の前に現れる。

入ってすぐのタバコ屋というか雑貨屋の展示。
商品、看板、ガラスケースなど、小物がよく集められている。こういう資料館ではついつい集めてきた小物を全て見せようと、ちぐはぐな展示になることが往々にしてあるのだが、ここは展示方法がよく考えられており、とてもリアル。
ある意味贅沢な展示の仕方だ。

雑貨屋の隣の自転車屋。
こちらは手に入れてしまったバイクを無理矢理展示している感がある。

昭和30年代の家庭を再現した展示。
カレンダーは昭和32年、東海銀行が配布したもの。

5月まで行われていた特別展示「はこの中身は… ふたを開けて」の展示がまだ行われていた。

写真のレコード針の箱の他、弁当箱、筆箱など、箱系の展示が行われていたが、ガラスケース内の展示であり、建物内を再現した常設展示と比較するとインパクトが弱いのは否めない。


このような特別展示は年3回ほど行われているようで、その展示内容によっては地方の町立(現在は市立)資料館では考えられないほどの見学客が訪れるらしい。

駄菓子屋の再現展示。
こちらも商品がよく集められており、いい雰囲気を出していた。奥の棚の脇に見える障子、棚の上の箱など、芸が細かい。

箱の中のお菓子を撮影。
右側の赤い箱は「ワンスリー」というお菓子。箱の色といい、キャラクターのポーズといい、おまけといい、グリコの著作権侵害スレスレライン。

ちょっとリッチな農家を再現している展示。
建物も小物もいい感じなので、背景の絵が逆に浮いてしまっているのが残念。

居間らしき部屋。他の展示と同じく、リアルでいい雰囲気をかもし出している。

流し見学をしていると見ることができない風呂。

土間には竃が置かれている。壁など妙にリアルなのだが、本物の建物を移築したのだろうか。

ちゃぶ台の上には食事の用意がされているのだが、家族は誰もいない。
バミューダトライアングルチックな食卓。

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