伊豆(中・東編) その2

トンネル上部には「天城山隧道」と書かれたプレート。
この頃の建造物ではちょくちょくこれらのプレートを目にするが、どれも何か誇らしげな感じがして、先人には失礼ながら微笑ましい。

隙間から染み出た地下水が凍結しており、車で通過すると、反響とあいまってすごい音をたてる。
歩行見学者は注意が必要。車が来たのを避けようと、うっかり氷の上にでも足をのせようものなら自殺行為となってしまう。

トンネル内部。
幅は約4m、車同士のすれ違いは不可能。かちあってしまった場合は譲り合うしかない。

これらの作業を手作業ですすめていったとしたら、建造に13年かかったというのもうなずける。

トンネル走行中。
中は暗く、幅も狭いので、トンネルの歩行通過は避けたほうがよい。

トンネル内のランプ。時代がかってなかなか良い雰囲気。


訪問する前にHPで「旧天城トンネル」を調べてみたのだが、ミステリースポットとしての紹介がすこぶる多い。
とかく旧トンネルというのはミステリースポットとなりやすいものだが、ウンザリしてくる。

トンネル北側の重文指定記念碑。

北川温泉 黒根岩風呂
伊豆半島には海岸線近くにある露天風呂がいくつかあり、その中でもわりとメジャーな北川温泉に向かった。

下調べがずさんだったため、到着は11時30分頃、金曜日なので営業時間は13時からとなっている。しょうがないので辺りをブラブラ散歩。


若い女性二人組みがこの風呂入口に立っていたときには、まわりの建築作業員の視線が集中。これでは女性が入るのは難しい。

道路から見下ろした黒根岩風呂。
奥二つの屋根が風呂部分、手前の緑の屋根は女性用更衣室。


太平洋を目の前に雄大な温泉をイメージしていたのだが、なぜか妙にせせこましい感じがした。
自分は下呂の橋の下露天の方がいい。結構下調べでは評判が良かったのだが、人の好みは色々だ。

階段の降り口で入泉料600円を払う。
写真は上の写真と反対側から撮影。

風呂は大きく分けて3つ。手前のしっかりした屋根がある露天、奥のすだれ屋根露天、婦人更衣室をはさんで屋根無しタイル露天。タイル露天は道路からもろ丸見え。

屋根付露天から海方面を向いて撮影。手が届くほどではないが、海と一体感がある。

もう少しひなびた所にあれば良いのだが、国道のすぐ近くで結構うるさい。また温泉宿泊客も冷やかしに見に来るのであまり落ち着けない。

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