常滑やきもの散歩道Aコース その4

パン屋の前に遺されていた「倒焔式角窯」。説明板もあり、保存状態も良さそうなのだが、いかんせんお店の椅子などが雑多に置かれていて見難くかったのが残念。


テレビで常滑焼でできた鎧が展示されてあるというのでやってきた「窯や」。
散歩道のあちこちでもこの店の看板が見られる。

入口横の考える像 by 常滑焼。
関係ないが、本当は「考える像」ではなく、地獄か何かを眺める男が題材だったような気がする。

他の店でも見られる旧窯を使用した展示スペース。いやがおうでも目があってしまう奥の翁面から目をそらすのが大変。


中に入ってみる。手前には売り物が多く展示されているが、往々にして高価。

看板にも掲載されていた、巨大般若面 by 常滑焼。見る人によるかもしれないが、それほどインパクトはない。

 
ここに来た目的はこの常滑焼でできた甲冑。まぁ発想は分からないでもないのだが、思ったよりしょぼい。特に右の写真で見られるように布が糊で貼ってあるのには少々ガッカリ。

甲冑横の翁面。「千と千尋の神隠し」に出てきた川の神様を思い出した。

旧窯の展示室を出て、店の方へ。
店の主人はアイデアマンらしく、いろんな物を常滑焼で作っているらしい。


常滑焼でできた万華鏡。鎖をひっぱると万華鏡がまわる。


アイデアはいいのだが万華鏡自体はたいしたことない。


常滑焼でできたスピーカーだと製作者のおじさんがかすかな自慢気を匂わせつつ説明してくれた。スピーカーからは、これまたこのおじさんが常滑焼で作ったという楽器を鳴らしているテープが延々と繰り返される。

新聞やテレビでよく扱われる店のわりにはお客さんが少なかった。


中央の巨大急須は宣伝用に作ったもので実際に使えると店の人は言っていた。
色々話を聞いていてちょっとチックが出た。

水琴窟。
わざわざ「水琴窟」と銘が入れられている。結構水琴窟をあちこちで見ているが、これほど露骨な水琴窟は見たことがない。
ちなみに音はいまいち。


若干理解に苦しむ展示も見られたが、他の店ほど店の人が売り込んでこないのでその点はよかった。

煙突の見える風景。古写真をみると見渡すかぎり煙突が林立していた。数は激減してしまっているが、風景として当時の雰囲気が感じられる数少ないスポット。

ゴール直前の一木橋。
「大正10年に架設された陸橋であらかじめ橋を架け、その下の土をくり抜く工法で造られた。ここからは散歩道が一望できます。」
と説明板にはある。一望とまではいかないがなかなかいい景色(写真と反対側になるが)。


写真中央奥には陶磁器会館が見える。

一木橋。言われてみると確かにノスタルジック。

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