常滑やきもの散歩道Aコース その2

坂の途中にある「旧瀧田家」。江戸末期から明治にかけて栄えた廻船問屋だった。
一時期は崩壊寸前まで痛んでいたが、平成10年に修築され現在では当時のままに復元、公開されている。写真は母屋。


9:30〜16:30
入場料300円
休館日 月曜(除祝日)

母屋の土間から奥を撮影。右手に見えているテレビで詳しい解説も見られるらしいが今回はパス。


説明板で廻船問屋についてや瀧田家について説明がされている。
弁財船の模型も置かれてあり、目玉らしいのだが、薄暗い所だったので少々見難かった。

庭の水琴窟。少し水が落ちるのが早く、気ぜわしいのが残念。常滑では水琴窟を作っている窯元もあるようだ。
後述の登窯公園前のお店では水琴窟の甕が売られていた。


水琴窟についての説明

廊下を歩いていくと便所が。さすが常滑、復元された便所も陶器製だ。
いつものように中を撮影するが、今回も空振り。充填されていたらそれはそれで困るけど。

土蔵。
二階に登る階段もあるが立入禁止となっている。主に航海での安全を祈念する用具等が展示されている。

離れ。
主に瀧田家で残されている建造物はここまでの三つ。往時は納屋や奉公人部屋等もあったようだが、こちらは復元されなかった。

離れ内部。母屋と異なり説明板はほぼなし。ほとんどの人は5分以内に出て行ってしまうと思われる。

味のある離れの廊下。こういう雰囲気の造りは結構好きなのだ。

廊下、突き当たった先の風呂。夫婦水入らずで入ることは不可能なくらい小さい。

便所もあったので、懲りずに中を撮影しようと開けるとこちらは新型トイレ。期待していたものとあまりに違うので動きが止まってしまった。

母屋地階の蔵跡。現在は常滑アマチュアカメラマンの作品が展示されている。内緒だけどあまりうまいと思えるものがなかった。

元奉公人部屋跡に建てられている休憩室ではお茶の無料サービスがある。暖房も効いており、なかなか立ち上がることができなかった。テーブルの上に置かれた花が造花でなく、本物だったのには少々驚いた。花瓶はもちろん常滑焼・・・だと思う。

常滑やきもの散歩道の紹介でよく用いられる土管坂。土管や焼酎瓶に囲まれた絵になる風景。
実際に見ると少々期待外れな箇所。

上から撮影した土管坂。こちらから見ると少々しょぼさが分かる。
記念撮影には適していると思われるが。

古い家屋、使われていない煙突、狭い道。
無闇に飾り立てるばかりが観光じゃないなと実感。

さらにこういうとこに味があるのだよ。


屋根の上では黒猫が優雅に寝そべる。

恐らく廃屋。全体的に古い建物が多く、このような建物もぼちぼち見かけた。どうしても戦争遺跡とイメージが重なってしまう町である。

コースほぼ中間地点の登窯広場。現存する最大の登窯をメインとする公園。園内には展示工房館もあるが、この後おじさんアタックをくらって逃げてしまったので、入るのをすっかり忘れてしまっていた。

園内の水琴窟。竹棒を用いなくても近くに寄れば聞こえるくらいのボリュームがあるのだが、こちらも少々テンポが速いか…。

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