南極観測船ふじ その3

野外調査の様子。地学・気象学・生物学の調査を一度に表現していて少々雑多。

南極における免許。時期的に「なめ猫」の影響か?

奥が初の南極観測専用として建造された「ふじ」。手前は明治末期、白瀬矗中尉を隊長とする南極探検隊を運んだ開南丸。もとは第二報効丸という204トンの小さな船を改造したもの。
当時同時に南極探検を行ったアムンゼンやスコット隊の船と比較して貧弱。

白瀬隊隊員の写真。当時、国から援助が受けられず、その費用の全てを寄付でまかなったが、結局南極点を踏む事はできなかった。

日本初めての南極観測の雪上車。
3800cc余りのエンジンで105馬力を発した。最高速度は45km。
デッキ部分を囲うキャンバス地がとても南極で用いるものとは思われない。

後部から撮影した運転席部分。キャタピラ駆動なので、ハンドルではなくレバーにより操作を行った。

座席部分。シートとも呼べない簡素な腰掛があるのみ。自分は動かないのでかなり寒かったのではないだろうか。

後部から撮影した雪上車。こちらのスタイルはかなりお気に入り。

昭和基地近くの氷(左)と普通の氷(右)。南極の氷は空気を大量に含むため白濁している。

2トン積みの木製ソリ。1987年から1997年まで用いられた。これらソリ7台を雪上車にひかせて昭和基地から内陸基地へと移動した。

後部の飛行甲板。ふじではヘリコプター3機を搭載していた。朝礼や体操もここで行われていた。

展示されている昭和40年米国製シコルスキー社製「S-61A」。搭載能力は3.5トンとなかなかのもの。

残念ながら内部に入ることはできない。見学用のデッキから内部を見るのみ。使用されていた当時の写真も置かれてあるが、ここはぜひ内部に入らせて欲しかった。

船後部から撮影したヘリコプター格納庫。格納庫上の管制室からヘリの発着を指示した。

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