鎌ヶ岳 その2

10:01
次から次へと現れる滝。川によっぽど近づけば涼しいのだが、ちょっと外れると猛烈に蒸し暑い。流れる汗も猛烈。飛び込みたい衝動もないこともないが、そんな大気者ではない二人組なのだ。

沢コースと尾根コース分岐看板にいた妙に足が長い蜘蛛。羨望の眼差しで見つめてしまったが、その蜘蛛の向こうに書かれている文字に焦点を合わすと、「沢コース キケン」…。ここまでの直登で体力の80%以上を失っていたので、尾根コースへスイッチ。

10:32
森林地帯の沢コースから初めて展望の効く尾根へ。景色をもとめて渾身のヤッホーを試みる筆皇。

結果はお約束の霧。そして休憩の度に小雨が降る天気、なかなかカッパを着る気になれない。雨男筆皇32歳、その実力を遺憾なく発揮する。

10:48
もろい岩が林立する、なにかとても鈴鹿っぽい。ペースが上がったり下がったりでスタミナも激減、正直なところ、この時は岩どころではなかったのはご推察の通り。

11:06
筆皇命名「夫婦岩」。命名由来については非公開。

11:40
つらい藪こぎ。笹の葉で腕に細かい傷ができる。目だけは気をつける必要がある。また、足元が見えないので、石等に注意。

11:47
まだ先だと思っていたが、いきなり山頂。とはいえここまで何故か4時間。
山頂部分は広くはないが、南西側部分は少々広い場所がある。お弁当を食べるならそちらで。

360度パノラマの筈の山頂、雨こそ降っていないが、霧のカーテンが辺りを覆う。

霧に説教する筆皇。すると急速に霧が晴れだした。降水確率30%で雨を降らすのは朝飯前の男、筆皇32歳とは思えない快挙。


ちなみにクモハ42号がつけた筆皇の別名は「死神」、人に不幸があると何故か彼に小さな幸運が訪れるのだ。ただし、その苦しみの何十分の一という低レートなのだが。

誰かの苦しみと引き換えに姿を現した御在所岳。


 パノラマ

 


山頂南西の「天照皇大神宮社」。鳥居の上では赤トンボの大群が羽を休める。

オリンピックの表彰台体制で枝にとまっていた赤トンボ。

空を埋める大量の赤トンボ(アキアカネ?)、その半数近くは人を恐れない。カメラを10cmくらいまで近づけても逃げないのには驚いた。一匹は羽にカメラが当たったのに逃げなかった。
じっくり見られて、トンボがどのような体制で羽を休めるかがよく観察できた。
小さい頃、モンゴリアンチョップで大量殺戮してごめんね。

山頂には硫黄岳でも苦しめられた虻がたくさんいたが、トンボがたくさんいるところにはあまり姿を現さなかった。食べちゃうのだろうか?

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