硫黄岳二回目 その4

11:01
頭の血管が切れそうなほど虻をうっとおしく感じていたが、それだけで降りるのはもったいない、と未練がましいことを考えていたら急速にガスってきた。
自分に対する言い訳もこれでバッチリ、下山開始だ。

12:00
「はっとし_ぜろとゆかいな虻仲間達」御一行様は夏沢ヒュッテあたりまで続いたが、稜線から外れると次第に数が減っていき、ここオーレン小屋まで降りてくるとほとんどいなくなった。

久しぶりにみたカミキリ。二匹いた。

最近、カマドウマにびびってばかりいるので、イメージアップの為に捕獲。カミキリの捕まえられた時に発するきしむような鳴声(?)は結構お気に入りなのだ。

セルフタイマーで公式ポーズ撮影。結構休憩している人が多い中でやるのは小心者の自分としてはかなりの精神的ダメージ。


風が強い八ヶ岳で麦わら帽子は他に見かけなかったので何気にうれしかったのは黙っておく。

一人じゃなんなので、埼玉の合唱コンクールで優勝したという少年と公式ポーズ。
変なおじさんの「気をつけ」の号令に素直に従う少年、最近の日本男児も捨てたもんじゃないと目頭が熱くなる。


13:20
一時間半近くこの小屋前で過ごして出発。

帰りも撮ってしまった苔はえ岩。


 拡大写真

13:52
夏沢鉱泉着。まだ早い時間でもあるので風呂に入っていこうかと思ったが、一服したら体が勝手に出発していた。どうやら面倒くさかったらしい。
30を越えると、意識と体の仲が悪い時がある。

14:09
ゲート直前の登りはやっぱりきつかった。下りに抜いたおじさんにこの登りで追いつかれた。出発時間を早くしたのと、十分な睡眠が功を奏して無事到着。これで虻がいなければ最高だったのだけど。
次回はハエ叩き持参だ。

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