かがみがはら航空宇宙科学博物館 その1
(各務原市下切町5-1  2004/6・2011/2)
(0583)86-8500
9:30〜16:30(屋外展示は17:00まで)
休館日 火曜(祝日・8月を除く)・年末年始
入館料 大人800円 高校生500円 小中学生300円
駐車場 無料
2004/6
戦前から「飛行機の町」として名を知られていた各務ヶ原市、その航空自衛隊岐阜基地に隣接して建てられている航空機に関する博物館。戦前から各務ヶ原飛行場で試験飛行を行った飛行機の模型や、戦後、日本の航空技術の発展に帰依した実機の展示がされている。名誉館長はあの松本零士で、氏のイラスト入り「宇宙シュミレーター」はこの博物館のメインでもある。
少々入館料が高いが、「宇宙シュミレーター」や「航空シュミレーター」は入館料のみで体験することができるのでぼちぼちもとは取れる。隣接する航空自衛隊に離発着する機体を眺めるのもまた一興。

2011/2 再訪
前回訪問してから6年以上経っており、新しい機体や体験シュミレーターでも入ったかなと期待して可児の帰りに寄ってみた。しかし特にこれといった機体の追加はなく、さらにシュミレーターは使用できないようになっていた。入館料は前より全年齢で200円安くなっていたが、現状の展示では正直高い。自衛隊の広報が目的とはいえ似た雰囲気の浜松が無料だとちょいつらい。更に好みの差もあるが、展示物も浜松の方がいいような気もする。
好みの機体があるなら別だが、現状ではあまりお勧めできない。
周辺の戦跡の地図や説明があったのは良かったが、一般ウケはしないだろうし。

屋外展示されている「YS−11」。戦後日本が初めて開発した純国産プロペラ旅客機。高性能で、ローカル線に最近まで使用されていた。惜しむらくは後継機が開発されないこと。

主翼・エンジン・車輪部分。機内にも入れるらしいのだが、館内展示の見学に時間をとってしまったので、じっくり見ようとした時には閉まっていた。残念…。

 説明板

「US−1A」救難飛行艇。対潜哨戒艇を水陸両用に改造したもの。詳しいことはよく分からないが、水陸両用なのは見れば分かる。

 説明板

「US−1A」側面部分。零戦以外は旅客機にしか興味がなかったので、このような車輪の格納のされ方は初めて見た。


「US−1A」のお尻部分。

「P−2J」対潜哨戒機。背後は航空宇宙博物館。

 説明板

自分の頭の中では「ガンシップ」に置換される。

館内に入ってすぐの、エントランス。名誉館長
松本零士の自画像イラストが貼られている。

 館内案内図

【2011年訪問時】
今でも名誉館長は松本零士らしいが、このエントランスのイラスト以外、それを感じさせるものはない。公式HPにもそれらしき記載はないし。


受付を済ませてすぐ目に入るのが、ウエルカムハウスの「サルムソン2A−2型(乙式一型偵察機)」。各務ヶ原で初めて生産された飛行機。ただし復元機らしい。
新しいカメラの手ぶれ防止機能を試そうと、薄暗い部屋の中で手持ち撮影。予想以上の効果に満足。


名前忘れてしまったけど、日本最大の爆撃機の模型。結構細かい所まで作りこまれていて見応え充分。

 イラスト


大好きな零戦。2挺プロペラだったのでおかしいなと思ったら、模型は「12試艦上戦闘機」、つまり試験機だった。各務ヶ原で試験飛行が行われていたのでそれもありかと思ったが、「零戦」の説明板があったので少々混乱しそうだ。

 説明板

各務ヶ原で航空機開発に携わった土井武夫に関する資料も数多く展示。氏は戦時中は飛燕、戦後はYS-11の開発に携わった。戦時中は零戦を開発した堀越二郎らと共に「5人の侍」の一人として数えられている。

戦時中の飛行服等の展示。知らずに見れば普通のツナギにしか見えないが、飛行服となると格好良く見える。脳味噌の皺の少なさはこういう時役に立つ。

陸軍製の落下傘。ちょっと大きなお弁当箱チック。

世界一周親善飛行を果たした「ニッポン号」。ごらんの銀塗装もあって、日本製には見えないがかっこよい。

 説明板

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