赤岳〜硫黄岳縦走未遂 その2
(2004/5/3〜5/4)

ガスも出て全く展望ができず空しい道中。ひたすら続く斜面に少々ゲンナリ。
行者小屋から赤岳までは文三郎尾根を選択。

 


13:08
一気に傾斜角度を上げる文三郎尾根。この時初めてピッケルの必要性を感じたが後の祭り。
筆皇、○ョーセラに恨み節をとなえつつ、バッテリーの付け外しに大忙し。

急激に高度を上げる尾根についに高山病を発症。頭痛と酸欠による脱力感。足の耐久力には自信があるのだが、心肺能力と精神力には全く自信無し。
安全に3点確保をこころみる。

ガスで山頂方面の視界は無し。道に迷う心配はないが、どこまでも続く急斜面にダメージを受ける。

14:24
中岳との分岐点到着。行者小屋からのコースタイムは1時間10分なのだが、自分達は1時間50分を要す。天候が悪いと言っても相変わらずの亀足ぶり。
写真は尾根から赤岳方面を撮影、といっても全く見えず…。

ここからは尾根上を歩く。両側は切り立った崖、急激に強さを増す風に、不安と高山病もさらにバイバイン。

尾根上で直滑降を試みる筆皇。スノボで腕を複雑骨折したことは遠い過去。

岩がガレているので非常に歩きにくい。これで景色がよければいいのだが、相変わらず展望はなし。ただ、高所恐怖症の自分には都合が良かった。

遅れがちな自分がやっと岩を乗り越えると、風に向かって身をまかせる筆皇が…。
「筆皇、危のうございます、伏せてくださいまし!」とのたまうと渋々筆皇伏せる。
写真がないので筆皇画のイメージ図で。
筆皇曰く、「メーヴェに乗ってる感じ♪」

15:14
プチケルンのある広い尾根。自分の計算だとこの時間には小屋についているはずなのだが…。

標高2800mから下界を展望。

見た瞬間、「のび太の海底鬼岩城」を思い出させるに充分な姿を持つピーク。
酸欠で訳の分からないイメージばかり出てくる。これで死んだ婆ちゃんが見えてきたらかなり危険。

鎖場スタート。霧で鎖も濡れてしまっているので、あまり鎖を頼らないように登る。

頂上直下のハシゴ。

16:35
やっと赤岳頂上到着。この頃は一歩歩いて4回深呼吸状態。

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