硫黄岳・本沢温泉 その4

頂上では寒いながらも30分強滞在、こらえきれずに下山する。やはり下りは視覚的にも怖い。

しつこいが、下りで見た爆裂火口。慣れもあってか、登りよりは恐怖感なく撮影できた。それでも火口まで2m以上の間をあけた。

天狗岳方面。あの樹林に入ってしまえば、風はおさまる。慎重かつ迅速に下る。

ハイマツ地帯に入る。山の陰になるためか、風は若干弱くなる。

夏沢峠で一休みした後、一気に本沢温泉まで下る。時間は3時半。なんとか今日は日没までに間に合いそうだ。
入浴料(520円)を払って、再度野天風呂に向かって登る。

夏沢峠と野天風呂分岐点を今度は野天風呂方面へ、しばし歩くと谷の下に野天風呂が見えてくる。話を聞くといつも誰か入っている感じだったが、幸い誰も入っておらず、貸切状態となる。

日が山の陰に入り、薄暗くなったが、まだ4時前。写真で見るより狭い風呂だった。畳2畳分はないだろう。

日本最高所と誇らしげに書かれた柱。穂高ロープウェイの穂高口と同じくらいの標高。

画像処理をして少々色が変になっているが、脱衣所。荷物全部をここに置いたら一杯になってしまった。幸いだれも来なかったからいいが、後から人が来ても荷物はここに置けなかっただろう。

脱衣所と風呂。すぐ下は谷。目標にしていた風呂ではあったが、なぜかあまり感動しない。
ここから車まで、40分ほど歩かなくてはいけないからかもしれない。

風呂は白濁硫黄臭。これぞ温泉!無色無臭の温泉は自分の中では温泉ではない。
風呂の底は外と同じ砂利。温度は思ったよりもぬるめで長湯向き。ただし出にくい。

温泉につかりながら見上げると硫黄岳。やっぱりスリルがある旅は終わってみると楽しい。

少々長湯しすぎてしまい、かなり急いで駐車場へ降りる。予想以上に下りに時間を要してしまい、駐車場に着いたのは5時だった。危なく日没するところだった。


この後、近くの稲子湯で冷えた体を再度暖めなおし、松原湖近くのコンビニで日本シリーズを聞きながら爆睡。8時半前には寝てしまっただろう。

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