大正村 その1
(岐阜県恵那市明智町1884-3  2003/8/23)
(0573)54-3944
9:00〜17:00
入場料(4館共通):大人500円 子供(小・中学生)300円
駐車場:乗用車:500円
年末年始休館
※4館…大正村資料館・ロマン館・天久資料館・おもちゃ資料館

東海地方には「明治村」・「大正村」・「昭和村」と維新後三元号にちなんだ観光施設がある。その中で最も知名度が低くいのは、岐阜県明智町にあるここ、「大正村」だろう。明治村・昭和村は観光施設として独立しており、入場料を払って入村するのであるが、この大正村は明智町の市街地に古い建物がいくつか建っている。当然、どこからどこまでが「大正村」という線引きはなく、4棟の建造物以外は全て無料である。
上司に観光客も少ない割にはわりと楽しめると聞いて訪れたのだが、正直な話、予想以上に楽しめた。確かに混雑とは程遠い客数であったが、人混み嫌い・わびさび好きの自分には結構あっていたのかもしれない。


明智町は古くから養蚕業で栄えた町らしく、岐阜の山間部にある町としては当時から結構モダンであったらしい。その雰囲気は今でもなんとなく残っている。

町営駐車場(500円)の大正村入口ゲート(?)。もちろん別にここを通らないと入れないというわけでもないのだが、とりあえずここを通ると近道。観光放送案内機と言われる装置も装備されていたが、誰も使用していなかった。多分説明板を見たほうが早いからだろう。


 地図

駐車場内のトイレ。中も大正風かと期待したが、普通のトイレ。よく考えると大正時代のトイレとなると「ボットン」ということになってしまう…。

駐車場から往時にメインストリート「南北街道」に向かう最中に通る「大正路地」。古い蔵に挟まれた狭い路地で雰囲気はあるが、短い。
大正路地終点付近から振り返って撮影。石畳がなかなかいい雰囲気を出している。

町営発電所跡にある「変り地図集成」。看板にあるとおり、江戸末期から昭和にかけての地図が展示してある。元発電所とは全く関係がない。
一部屋にこの地方だけでなく、全国地図、世界地図、鉄道路線図等、色々な地図が展示してある。特に世界地図は当時の勢力図が現在と全く異なっており、非常に興味深く見ることができた。
地図嫌いの人には楽しめないかもしれないけど。

明治39年に建てられ、昭和32年まで町庁舎として使用されていた建物。現在は大正村の役場となっている。
役場入口に置かれていたポスト。投函口がないのが不思議。これと同じタイプのポストがもうひとつあったが、それも投函口がない。本物のポストと間違えないように埋めてあるのだろうか?
役場内部。内部には往時の写真や資料等が展示されている。写真の部屋には冷たい麦茶も用意されていた。この日は大変暑い日だったので助かった。
部屋の隅には色々な写真や置物が雑多に置かれていたが、一番興味深かったのはこの置物。かなり謝っているが、謝り方が気安い。
二階にある、大正村村長公室。現在の村長(あくまでも「大正村」としての)は女優の司葉子。
趣味はよくないが豪華。
ひな人形がたくさん展示されていた部屋。夜入りたくない部屋。

元小学校だった建物。現在は絵画館となっている。この日は武将の絵がたくさん展示されていた。
他の建物では観光客を多少なりとも見かけたが、ここでは全く見かけなかった。分かるような気がした。
他の建物に色々な時代の教科書を展示しているブースがあったのだが、この建物で行うべきなのではないだろうか?

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