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遠江射場 その2 |
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トンネル内部。
片側が弾薬置き場で防空壕の役割を果たしていた。調査報告書によるとトーチカだったとも。 |
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上の写真でも分かるが、トンネル内は一部コンクリートがはがれており鉄骨がむき出しになっている。もしかすると破片くらい落ちてくるかもしれないのでご注意。 |
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個人的な恨みでもあるのか、特定の国に対してなかなか穏やかでない落書き。
ただし国名+”死ね”では文体的におかしい気がしないでもない。まぁそれほど嫌いなのだろう。 |
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対して小さく控え目な日本人好みの落書き。
キーワード自体はよく見かけるものであるが、一人淋しそうにこれを書いてるシーンを想像すると落涙を禁じえない。 |
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それほど長くないトンネルを抜けて反対側から撮影。24cm榴弾砲があったようであるが、穴を掘って固定していたため痕跡は皆無。 |
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トンネルを抜けて道沿いに歩くと砂丘の横を通るサイクリングロードとなる。 |
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筆皇がいきなりサイクリングロードを外れて砂丘に登りだす。最近不整脈がひどいのでとりあえず下から眺めていた。
筆皇明らかに息が切れている。砂が流れてかなりきつそうだ。
何とか登り切った筆皇がこちらを向く。
「・・・」(凝視)
「疲れそうだしやめておく」
「・・・」(凝視)
「靴ん中に砂入るの嫌だし」
「・・・」(凝視)
「最近不整脈頻発してて死にそうだしさ」
「・・・」(凝視)
「・・・」(ため息)
まぁ彼奴が登り始めた時点でこうなるとは思っていたのだが、無言をこれほど有効的に使う男も世にまれだろう。 |
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心拍数365回/分をオーバーする勢いで何とか砂丘を登り切る。
射場に用いられていただけあって予想以上に平地だった。まぁ何はともあれいい景色だ。
写真中央には先程抜けてきたトンネルが見える。 |
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愛知ではなかなかお目にかかれない広大な砂丘。
昔、中田島砂丘に車で入れるころ、スターレットで突入して動けなくなった過去がフラッシュバックでよみがえる。
こういう輩がいるから砂浜の立入が禁止されたのだ。 |
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筆皇とはよく一緒に出かけるが、撮影するポイントや対象、アングル、枚数、そのどれもが結構相違する。
A型の筆皇は光やアングルに凝り、O型の自分は質より量、とにかく狂ったように枚数を撮る。 |
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風都かと思ってしまうくらい海岸線には多くの風車が並んでいた。 |
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登った以上、戻るには下る必要がある。
足場が崩れやすく、下から見た以上に急勾配だった。いつもの高所恐怖症が頭をもたげてくる。 |
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角度は30度ちょい。 今年40歳だし、高いの怖いし、迫力ある写真撮れそうだしということで、何はともあれ転がって降りることにする。
絵的にはショッカーの戦闘員がやられて落ちる時みたいに前転系で転がりたかったのだが、首の骨を折りそうなのでやめといた。 |
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この時はもうもうと砂塵を巻き上げて転がっているダイナミックな写真が撮れたと思っていたのだが、今見ると酔っ払ったおっさんの万歳にしか見えない。 |
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写真ではそう見えないかもしれないが、実際には死に際の走馬灯よりも速く回転している。 |
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