三谷温泉ロープウェー その2

ラバーズヒル先端部分。
青銅製の鐘が吊るされていて、恋人達はこの鐘を鳴らして永遠の愛を誓う。
ちなみに鐘の名称は「愛の鐘」。ベタ過ぎてうそ臭いが本当。

先端部分の手すりにはハート型プレート「愛の鐘」もしくはカップルスポットの定番、南京錠「愛の鍵」が取り付けられる。

ネーミングといい、鐘といい、鍵といい、キング・オブ・ベタなスポットなのだが、一昔前の韓流ドラマ流行を考えると、意外にベタ路線っていけるのかもしれない。
まぁいずれ飽きられちゃうけどね。

ハート型プレート「愛の鐘」。
これだけぶら下がってると、普通は一つや二つ面白い書き込みがあってしかるべきなのだが、今回は残念ながらベタな内容ばかり。

スポットがベタなら、書くこともベタだ。

寺やホテルで売ってる鍵では飽き足らないのか、持参した頑丈な南京錠もあった。

よく見ると、大型南京錠に寄生するコバン南京錠の姿も。

文句言いながらもとりあえずならしてみる。

これでもかとならしてみる。

息を切らして振り返る。

カップルが二組待っている。

冷たい視線で待っている。

慣れてるつもりの冷たい視線も四十路前には骨身に染みる。


もともと景観地だけあって、展望はなかなか良い。
右手は蒲郡観光の巨人である竹島、左手中段は寂れが009の三谷温泉ホテル群、左手奥の島が大島、その左が小島。
更にはほとんど見えないが大島と小島の間の奥に仏島。県内では1,2を争う恐怖民話を持つ島で、日本むかし話にも登場している。

少し方向が異なるが、ナイター運行時の写真。

当時の資料を読むと、夏季営業時は香水カーとして香水の香りが楽しめるようになっていたとある。
昭和34年は資生堂提供でジャスミンとヘリオトローブとなっていた。ジャスミンはともかく、「ヘリオトローブ」って「屁の音ブーブ」に似てるから臭そうだ。

対岸の乃木山から撮影した弘法山側の駅跡。
弘法像下部の山腹に弘法山のロープウェイ駅跡、現在のラバーズ・ヒルが見える。

ほぼ同角度の写真。
現存しない発着所の屋根や付帯施設が確認できる。もう少し解像度が高ければ遺構との対比も楽なのだが。

弘法山駅から撮影した営業時の写真。
横からなので微妙に分からない。

「愛の鐘」が設置されているラバーズヒル先端部分から見下ろすと、プラットホームの基礎が見える。

写真撮ったり、じっと眺めていたりすると、カップルが何事かと覗き込んでくる。でも見えるのは古びたコンクリートだけ。
首をかしげるカップルに心中、ざまあみろと毒づいてみる。

何がざまあみろなのか自分でも分からないが。

景色のいい丘で愛の鐘を鳴らし、永遠の愛を誓う南京錠をかけた熱々ムードのカップルが振り返るとそこには巨大な弘法大師像。
まだ正対していないだけマシだが、どうもカップルの勢いを削ぐ気がする。
何の勢いかは見ているあなたのご想像におまかせ。


それはさておいて、ロープウェイ施設部分。
正面の手すりの奥には階段が見えるが、狭いステップの上に段差の差が大きく、客用として使っていたとは考えにくい。
雰囲気的には発券施設付近かなとも思えるが根拠があるわけではない。

上の写真から右手方向。弘法大師像から下りてきた階段方向を撮影。
階下に下りるためと思われる小さな扉の跡があったが、鉄板で完全に閉鎖されている。

前頁マイナーヒストリートップ次頁
観光トップ
ページトップ