三重海軍航空隊その3

ということで兵舎区域に移動 →【地図】
この辺りは航空写真だとそれらしい痕跡が残っているが、資料館の係員さんから聞いていた通り、土が高く盛り上げられて整地化が進んでいた。

コンクリートガラが堆積されていた場所で撮影。ミニユンボでコンクリート基礎を剥がしている最中らしい。

コンガラの中にレンガの破片を発見。

ちょっとごめんやっしゃして撮影。
建造物は全く残っていないが、コンクリートの基礎はあちこちに残っている。
配置図によると兵員浴室と思われる区域。

となると、こちらが浴槽?

高床になっている少し規模の大きな建造物跡。

2つ上の写真と形状が似ている基礎。
こちらも浴槽もしくは付帯施設か?

剥がされた大量のコンクリート基礎。
コンクリートに混ぜられた石もトーチカなどでよく見る大き目のサイズ。

しかしこの様子では、あと数年もしたら全く痕跡が無くなってしまいそうだ。

ガラに混ざっていた導排水関係と思われる陶器製の管。
基礎を剥がして掘り返したりしてるので、もっと探せば色々出てくるかもしれない。


兵舎地区西側、道路からも見える遺構。→【地図】
配置図からすると第十一講堂跡か。林立する束石が壮観。

とりあえず今回見た遺構の中で束石が確認できたのはここだけ。床を支える束石がかなり使われているので兵舎では無さそうだと思っていたが、配置図を見ると確かに兵舎ではなく講堂。

ただ、この周辺の建造物はだいたい講堂なので、他にも束石が残っていてもいいはずなのだが、なぜかここだけしか確認できない。

普通高校 普通科 私立文系コース出身の限界はこのあたり。

こういう環境に置かれると、ついつい飛ばずにいられない性。

「せい」じゃなくて「さが」。念の為。


筆皇が夕日を逆光で撮影していたので便乗。
アップで撮ると、廃墓地チック。略して廃墓地ック。

東側に移動。
形状からすると便所だろうか。

便所だとすれば右が小便用、左が大便用だろう。

位置的にも鉄蓋がはまりそうなので多分汲み取り口。
とりあえず匂いを嗅いでみたが、それらしい匂いはしなかった。

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