大観音寺 その2

「大観音仏足下駄」という名称からすると、メインの純金観音像サイズと思われる巨大下駄。下駄の模様は観音像の指紋。

下駄の前にはなぜか「金運招き猫」のオーケストラ。
取り合わせは別として、猫好きな自分としては可愛らしい集団だ。

しかし意外と凶暴。

入口のある建物を出て、純金大観音像を臨む。

右手には「純金繁盛枡」。
枡もすごいのだが、頑丈そうな金属製ケースとセコムのシールの方が存在感がある。

トイレの前のにっこりお福。
小学1年時の担任、深沢先生似の像は金運と商売繁盛のご利益がある。
にっこり笑う→商売繁盛…という流れは分からないでもないのだが、この寺の像は金運関係ばかりのような気がする。

西国・秩父・板東の霊場が一度に廻ることができる百観音霊場への階段。
手前の一休さんチックな坊さんは弘法大師。

下から見ると普通の階段なのだが、手摺には仏手がズラズラと。

昔聞いた、心霊スポットのトンネルをこえるとフロントガラス一面に手の跡が無数についていたという話を思い出した。

中は撮影禁止。仏像も写ってないし、知る前に撮ったのであえて掲載。

各霊場の本尊の仏像がズラリと並べられており、一仏像ごとに仏足の足型と賽銭箱がセットになっている。
この調子でお参りしていたら賽銭がいくらあっても足りなくなる。

そんな悩みもここでは無用。
500円を5円×100枚に両替してくれる、性善説に基づいた無人両替システム。あちこちセコムシールが張りまくってある割には不用心だと思わないでもない。

百観音霊場を出て再び参道へ。
両脇にはずらりと七福神やら十二支御守像が並ぶ。

毘沙門天。
足元の踏まれた邪鬼を見て、ムゴいと思うあなたは死刑反対論者。

なぜか金色でない弁財天。
若々しい裸体であるが、首にシワ。なかなか首のシワは隠せないと聞いたことがある。

純金大観音のある広場到着。
秋空の太陽にきらめく像は写真が白トビしてしまうほど輝かしい。

コンバトラーVよりちょっと小さめ、高さ33mの純金大観音。
参った人を守護し、悪事災難の身代わりとなり、福をさずけ、病気は治り、子授けし、短命なら長命にし、運を開いてくれるというパーフェクトな観音像。

足元にもミニ観音像が並んでいる。
人間の煩悩を取り払うため108体。

ちょっと大観音像はおいといて、脇の水子三観音像へ。

個人的には水子で人を集める寺はあまり好きでない。「水子」をネタにした「供養強要」のイメージがあるので。

とはいえ、観音像を囲む子供の像には服が着せられたり、ぬいぐるみを持ってたり。子を持つと、供養に訪れた人達の気持も分からないでもない。

しかしまぁ、服を着せると異様にリアルだ。

前頁三重県観光トップ次頁
観光トップ
ページトップ