三ヶ根山ロープウェイ跡 その3

山麓駅(形原温泉)跡

ありし日の形原温泉入口ロータリー。
ネオンサインには「三ヶ根山ロープウェイ」の文字が見える。
はりめぐらされた旗や通りの歩く人々の数に今はなき賑やかさが感じられる一枚。


現在のロータリー。 【地図
ロープウェイ開業中のような華やかさは全く見られず、上の写真に写っているネオンサインも今はない。
三谷温泉をはじめ観光客が激減している蒲郡の温泉の中でこの形原温泉も例外でなく、結構規模の大きなホテルが廃墟になっていた。

6月にはあじさい祭りが開催される「あじさいの里」より少し奥、補陀ヶ池横の駐車場に車を停める。 【地図

かつてのロープウェイ山麓駅へと続く階段で土産屋などが並んでいた通り。

現在は左手に「ひろはまかずとし」のギャラリー、右手に喫茶店、階段少し上がったところによく分からない関連施設がある。
一応、「カジェルの森」という名でグループ化されているらしい。

「かずとしのエンジェル」だから「カジェル」らしい。ちょっとイラっとしないでもない。

階段左手、「ひろはまかずとし」ギャラリー。
「”言の葉”と”勇気”と”元気”をお届けします」とある。

「言の葉」系は苦手なので中は見ずに先へ。

特に何に使われてるわけでもなさそうなタクシー会社跡。屋根の奥に見えるのはジンギスカン料理「山麓園」。

ただ現在使ってる部分ではないかもしれない。

喫茶「花」。
ロープウェイ切符売場跡を改築したもの。
とりあえず店長さんなら話くらい聞けるかなと思って入ったが、ウェイトレスがバイトのお姉さんだった。結局何も聞けないまま、レモンティーで中日スポーツ全面読んで出てきた。

対応は優しかったが、目が警戒してた。

左手のレンガ部分や窓部分などは往時のままらしい(メニューに書いてあった)。

レシートの代わりに席番号を書いた石を使っていたのだが、来年40になるおっさんがかわいい数字の書かれた石をレジに持ってく敗北感といったら他にないね。

一応、この階段には「祈坂・叶坂」という名がついている。水を汲んで坂の脇にある地蔵さんにかけて云々すると祈りが叶うらしい。

その階段を少し登ると左手に廃屋らしき壁が見えてくる。汲んだ水を納める所だのどうだの書いてあったが失念。


「耳なし芳一」かと思った。

予想以上にカップルのいちゃついたコメントが少なく、友人同士っぽいものが多い。
それだけカップルで来る人が少ないのだろう。というか、紫陽花祭り以外でカップルで来てどうするんだろうという気はする。

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