和歌山電鐵貴志駅&たま電車 その4

大ブームになる前のたまを知ってる人からすれば、「席が隣になったこともあるかわいいクラスメイトが知らない間にアイドルになってしまい、話すどころか直接見ることもできなくなった」感覚と同じだろうか。

正直なところ、ガラスケースの中で寝てばかりの猫を見ててもそれほど楽しいものではない。
大事MANブラザーズバンドに訪ねると「たまに会えたのが嬉しい」のではなく、「たまに会えたと思うことが嬉しい」とのこと。

したがって列車到着後15分もするとご覧の有様。

駅舎天井部分。たまばかりが前面に出てしまっているが、実は木造建築の落ち着いた造りになっていたりする。

だいたい時間あたり2本の貴志駅時刻表。
個人的には実在の必要性がないイラストより、こうした写真展示の方が嬉しい。

観光地でよく見かける紹介された雑誌を置くというパターンはここでも踏襲されている。

和歌山電鐵のたま柄ライトバン。
和歌山電鐵、たまと一緒にどこまでも。

駅前の様子。
HPに掲載してある通り、一般用の駐車場は無さそう。警備員もおり、駅前に車を停めようとしていたおっさんが追い払われていた。

駅入口から正面を撮影。もっと田舎っぽいイメージがあったのだがそうでもなかった。

駅前にある自動販売機&喫煙コーナー。
少し前の時刻表やイベント用パネルっぽいも置かれており、荷物置場かとも思ったがどうも展示しているらしい。

コーナーに展示されていた「たま写真群」。
たまの宣伝のされ方に戸惑いを若干ながら覚えないでもないのだが、駅に猫がいるだけでは人はやってこない。猫がスーパー駅長だから人が集まるのだ。たまの見せ方がどうであれ、集客方法としては抜群だ。

旧駅舎時代に使用されていたらしい駅長室。せっかくなら駅舎内で展示すればいいのだが。

たまとゆかいな仲間達の飼い主である小山商店は駅舎向かって左側に店舗を構える。
忙しい中でも聞かれればたまについて色々教えてくれる。

小山商店の看板。
店からすればまさに招き猫、イラストのポーズもそうすれば面白いのだが、それじゃちょっと現金か。

帰り際も来た時と同じ格好で寝続けるたま。
それでも人々は満足の様子、これならたまが死んでしまった時でも「元の木阿弥」の語源になった作戦で何とかなるんじゃないかと思わないでもない。

ちょっと期待したが、残念ながら帰りは普通の列車。しかし、たま電車よりシートの座り心地が良かったのも事実。

前の席の行儀の悪いお子さんを呪うこと約10分で伊太祈曽駅到着。
伊太祈曽は列車交換を行う駅で、貴志駅に向かうおもちゃ電車と遭遇。これで和歌山電鐵の三大電車(たま、いちご、おもちゃ)が全部見られたことになり満足。

残念ながら内部がどうなってるかまで見ることはできなかった。その名の通り、おもちゃ満載なんだろうか。

ねこ電車や貴志駅など、色々楽しむことができたが、やはり肝心のたま駅長ともっと接触できたらもっと満足度も上がっただろうなと少し残念に思う。
まぁ少しでも長生きしてもらって再訪した時に遭えたらなと。たま、フォーエバー!!

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