八丁味噌の郷 その4

こちらは大正13(?)年製の約90年ものの樽。ものすごいリユースなのだが、必要以上にエコだエコだ言わないところは好印象。

蔵の中で活躍するフォークリフトには岡崎にちなむ人名がつけられている。


こちらは徳川家康の長男、信康。
「おい信康持ってきてくれ」
「信康のバッテリー切れてるよー」
「すいませーん信康の点検に来ました」
「昨日、信康に轢かれそうになったよ」
「信康乗るのに免許いるんですか?」
「信康とi-REALって似てるよね」


信康をめぐって蔵の中で交わされる会話を想像して楽しんでいる間にパーティーは見えなくなってしまった。

急いで追いかけようと横を見ると「日吉丸」…。


こちらは豊臣秀吉の幼名、日吉丸。
「おい日吉持ってきてくれ」
「日吉のバッテリー…」


ハッ!いかん、いかん。
妄想世界への逃避を中断してパーティーとの合流を急ぐ。

なぜかこちらは名無しの権兵衛。
お膝元に近いトヨタ製でないと名前をもらう権利が無いのであろうか。
説明のお姉さんに聞こうとしたが、その姿形すら見えない。

本社事務所横の建物。
結構こういう脇役な建物の方が古い雰囲気を保っていたりする。


なんで庇の下がギザギザなんだろうか。

この蔵はNHKのテレビ小説「純情きらり」のロケにも使われていた。
人気のあったテレビ小説のロケ地は「第二次箸が転げても笑える世代」相手に結構長い期間人気を保つ。

見学も終了し、試食コーナーへ。八丁味噌、赤出し味噌でつくった味噌汁の飲み比べができるが、胃カメラ撮る時の発泡剤を飲む前に飲む水が入った紙コップサイズなので少々、というかかなり物足りない。飲み比べの後は小さなコンニャクの味噌田楽が原則一切れ食べられる。

味噌汁の順番待ちをしている際、試食コーナーの片隅に人が入れる「八丁君(仮称)」を発見。


「日本最古の石博物館」で見たレッキー君は係の人にお願いして中に入ることができたが、客が多いここではさすがに無理だろう。

出口でアンケートを渡してお土産の袋入味噌をもらう。八丁味噌で作った味噌汁が飲めると喜んでいたが、よくよく見るとお土産は赤出し味噌だった。


まぁ見学させてもらった上にもらうお土産なので文句は言えないが、やっぱり八丁味噌がよかった。

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