陸軍伊良湖試験場 その3

検圧所近影。
知らずに通れば、戦争遺跡とは気付かないほど馴染んでいる…だろうか。

検圧所の避害所覘視窓。
開きっぱなしの窓では使いにくいらしく、木片などで詰め物がされている。

後日、裏に便所跡が残っているとのメールをいただいたがこの時は未確認。

検圧所近くの避害所は田戸神社を出て最初に見えたもの。西側の側面にも覘視窓が確認できる。

現在は使用されていないが、風呂か便所用の煙突らしきものもあるので住居として使われていたのかもしれない。

わりと新しいコンクリート塀に囲まれた建造物。資料からすると弾薬置場と思われるが…。

塀で囲われた入口から弾薬置場近影。草木に覆われており、側面の詳細は確認できず。

裏に器具室が残っているとのこと。

間近に迫った六階建の気象兼展望塔。
無機質な造りだが、一目でそれと分かる存在感がある。

筒抜けになった窓からは中の落書きが見える。
落書きは無いに越したことはないのだが、どうせ見るならセンスがあるものがいい。

道端に置かれた腐敗カボチャ。
穴の位置からすると、ハロウィン用に加工しようとして失敗したもののようだ。

猛烈な腐敗臭だった。

このコンクリート基礎は砲廠跡。
気象塔が有名な試験場ではあるが、少し歩いただけでも集落のあちこちでこういった遺構を見ることができる。

少し荒れた道とキャベッジパッチキッズ畑と気象塔と無線電信所。
そして半分切れているが、右端には風力発電所の風車。

同じ方角から撮影した昭和初期の写真。
左手の無線電信所の入口まで軽便鉄道らしき線路が延びている。
線路脇に立つ柱はアンテナか?

「名たんていカゲマン」みたく伸びる影で自己アピール。

側面には何らか建造物が隣接していた跡が残る。屋根の高さからすると倉庫くらいか。

コナンに憧れ、重力を無視した構図の筆皇。コナンと言っても名探偵じゃなくて未来少年の方ね。

今は無き雨どい留めの金具を下から撮影。筆皇会心の一枚。

下からの構図は前も載せているので、何か目新しくなるのではないかと思って180度回転。

人に言われる前に自己満足だと気がついた。

気象塔内部は見た通りのシンプルな内部構造。
階段の途中から上下両方の階を見ることができて何やら不思議な感じ。個人的にはなんとなくエッシャーの絵みたいだなとも思う。

※現在は二階以上に上がれなくなっているそうです。

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