寸又峡温泉 夢の吊橋 その3

復路の登りを考えると手放しでは喜べないが、無事吊橋に到着。
初めて来た時は雨上がりで川の水は茶色く濁っていたが、今回は写真でよく見るエメラルドグリーン。
ただし、南の島みたいに透明度があるわけではなく、絵の具の筆を洗った水みたいに濁っている。


説明板に掲載されていた付近の地図。

吊橋ふもとの説明板より。
地方でよくみられる、無理矢理恋愛こじつけパターンにうんざり。

ハイシーズンは一方通行となり、橋を渡って急な階段を登り、飛龍橋経由の帰路となり、温泉街まで約1時間かかる。


公称長さ90m、高さ8m。同時通行人数11人。

高所恐怖症でない上司を先達に立て渡河開始。
歩ける幅は狭いものの、水面からの高さがあまりないので、それほど恐怖感はない。

とはいえ、片手はしっかりケーブルに掴まっての渡河。上司は腰に手を当てたまま、モンローウォーク。

渡河途中の景色。
確かにこれで紅葉したら美しいだろうなと思う。

足元はこんな感じ。
ウィキペディアに「夢の吊橋」の名の由来が記されていた。
夢に出そうな幻想的な橋という意味の他に、渡るのが怖くて夢に見そうな橋という意味合いもある。


正直、そこまで怖くはない。

いろんなアングルで撮っていると、上司とどんどん差が開く。
実は高所恐怖症で、怖いから早く渡ってるんじゃないかと疑ってみる。もちろん聞けないし、言わないし。

渡り終わって反対から撮影。
特に景色に変化はなく、二度おいしい橋ではない。

降りた以上、登らなければ帰れない。
後輩が持ってきたレンタル杖を奪って登る。


飛龍橋は吊橋ではないものの、高さ70mとのこと。ぜひ、行ってみたかったがスケの関係で断念。

温泉街を出てすぐ見られる谷に沈みこむ蒼い川や、重なり高く深くなる山々山など、景色は大変良い。吊橋に過度な期待を抱いてしまうと少々拍子抜けとなるかもしれないが、散策がてらぶらぶら歩くにはうってつけのコースだった。

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