沖島 その2

島内で唯一見かけた自動販売機。島設定で、通常よりも高いかと思ったが普通の値段だった。でもペットボトルのお茶がないのは残念だった。

消防車ではなく、消防艇。湖岸沿いの家はいいけど、奥に入った家の消火はどうするのだろうか。

島のあちこちで見かけた、その名の通り「梅干し」。祖父の家に住んでた頃は、庭先に干されたシソや梅干を良く食べた。
「旅先で干された梅干を失敬しながらぶらぶら歩く」、何かドラマみたいなシーンだ。残念なのは気が弱いので想像段階で完了してしまっていること。

埋もれた島地蔵。雑多だけど、邪険に扱われている感じがしない。

湖を臨んで撮影。何か違和感があると思ったら、波がない。やはりここは湖の島だ。

ちょっと内陸側に頭を突っ込むと、島ならではの細い路地が見える。

沖島小学校。明治8年開校なので130年以上の歴史を持っている。生徒数は一桁。


むやみに学校に近寄ると通報されかねないので、ここでUターン。嫌な世の中になったものだ。

小学校近くの石柱。「昭和八年」までは読めるが、他は読めなかった。何かの区画を示しているのだろうか。

小学校近くの廃屋。昔ほど単品の廃屋に萌えなくなったが、それでもあればあったで見てしまう。

今度は湖岸沿いではなく、内側の道を歩く。昔はこういう路地を見るとすぐ「つげ義春チック」と思っていたが、今は違いが分かる男になった。

島内に田はないが、家の裏などに畑を作っている家は多い。

小学校から写真を撮りながらゆっくり歩いて約5分で小学校跡らしき場所に到達。

それらしい建物が見えなかったので、覚悟はしていたが、何やら工事中で完全に建造物はなし。

一番上の部分は草が生い茂った工事現場となっていたので散策せず。写真は一段降りた削平地。
完全に小学校跡という痕跡は残されていなかった。

狭い路地を歩いて再び港方面へ。ここのところ行った島の屋根は水色や黄色とカラフルなものが多かったが、ここは普通に地味な色ばかりだった。このあたり、海と湖の違いがあるのかもしれない。

納屋の破れた窓ガラスをのぞく。穴の向こう側に、タライで行水につかる猟師の嫁でもいれば義春チックに認定する。

雨が降り出した途端、どこかへ急いで歩いていったおばあさん。「雨降ってきたぞ、雨降ってきたぞ」と近隣に家に知らせながら急ぐ。

密接かつおせっかいな近隣付き合い。古き良き時代の日本を彷彿させ、ホッとした気分になる人も多いかもしれないが、定住が難しい環境でもある。

便所が路地に面している家が多い。誰でも入ってしまえそうだが、何等かの風習の名残なのだろう。

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