非公式 御嶽山プチ登山 その1

初の3000mオーバーを目指した今回プチ登山。目標は会社の先輩が小学生の時に家族で毎年登っていたという御嶽山。子供でも登れる山なら割と簡単に登れるだろうと推察しターゲットとしたのだが…。
前日の夜出発したが、話に夢中になってしまい、道を間違えた。しばらくして気付き引き換えしたが、登るべき登山口まで間違えていたのに気付いたのはプチ登山開始後だった。

王滝口登山ルートから登るはずが、なぜかロープウェイ駅のある黒沢ルートで車中泊。下見が中途半端だったので、この時点では何も不思議に思わなかった。

なかなかの晴天。11月初旬とはいえ、少し歩くと汗ばみそうな陽気。
今までの経験からすると、だいたいこういう天気の時は失敗することが多い。もちろん天気が悪くても失敗することは多いのだが。

天気が良いプチ登山前恒例の筆皇T3ポーズ。穂高でこれをやった時、帰りにあやうく遭難しかけた曰く付きのポーズでもある。

久しぶりの2000m越えだったので、荷物の軽量化を念頭にパッケージング。天気も良いので、一応持ってきておいた防寒着のほとんどを車の中に置いていった。失敗だった。

前方に見える標高3,067mの御嶽へいざ出発。
まわりは山へ足をすすめる登山客とロープウェイ使用の観光客が半々ほど。

その前に行かなくてはいけない所がある。

とりあえず並ぶ。

9:05
カタパルトから放出されたロープウェイに乗り、あらためて御嶽山へ出発。
そう、観光客にまぎれて少しでも楽をしたいのだ。

さようなら下界。

一段と近づいた御嶽山。
文明の利器をフル活用するのが、我ら筆皇プチ登山部のモットー。

標高2,150mの飯森駅到着。溜まった水には氷が張っているが、日向はそれほど寒くない、だから半袖。

乗鞍と思われる山がはっきり見えた。


筆皇が夜までに帰宅しなければいけないことが判明、山頂到達をこの時点であっさりあきらめる。

9:40 プチ登山開始。
10分ほどで小屋が見えてくる。霊山である御嶽の小屋はほとんど行場小屋。どちらかというと白装束の修験者向きっぽい。

木の階段をひたすら登る。歩幅と合わないのでかえって疲れる。
追い抜いていくおばさん達もいつもの談笑はなく、苦しそうな人が多かった。
追い抜かれながら、ざまあみろと微笑む自分の心拍数は160オーバー。

そんな中で異様に強い足を見せた高ヒール靴を履いたプチおばさんズ。
話すわけでもなく、景色を見るわけでもなく、つまらなさそうな顔で自分達をあっという間に追い抜き、あっというまに見えなくなった。
「多分、この世の人じゃないんだよ」
筆皇が慰めてくれた。

更に犬を連れた夫婦に追い抜かれる。
高山に犬などを連れて行くのは良くないことのはず。注意しようにも、追いつけないのでしょうがない。
「多分、この世の犬じゃないんだよ」
筆皇が慰めてくれた。

何も見なかったことにして苔むした岩を撮影し、気をそらしてみる。

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