爆釣ツアー外伝 混浴!伊豆の踊り子ツアー その1 | ||
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ク:「温泉でも行こう」 12月29日にクモハからメールが届いた。相変わらず投げっぱなしのメールの内容で ああ、筆皇が計画を立てるんだな ってのが伺える。今年は雪が多いから日本海側に向うのは避けたかったので太平洋側で温泉宿を探してみたけけど、予定は1月1・2日で予想通り空いてる宿はない。休みの宿が少ないのは内海か伊豆。クモハにその事を伝えるが帰ってきたメールは ク:「じゃ、伊豆で。伊豆の踊り子ツアーで」 筆:「宿取れないけど」 とメールした返信は ク:「とりあえず行くしかないな」 …行くしかないか? と疑問を持ちつつ混浴温泉だけを調べておいた。 ク:「観光もしたいから朝10時出発な」って事だが、おそらく4・5時間はかかるので 筆:「朝7時じゃないと観光は無理っぽいですよ」と返信するが ク:「会社で初詣行くから朝4時に帰るから起きれるかなぁ」とのこと。 結局観光は翌日に回して10時出発にする。 が、筆皇が迎えに行ったのは11時。計画を立てるだけ無駄なのは今に始まったことじゃないさ。 |
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まずはコンビニで飲み物とおやつをゲット。もちろんクモハはメリケンの好物コーラで爽やかな朝を満喫。 遅れてるから急いで高速に乗る。まずは宿を何とかしないとね。伊豆まで行って車中泊に耐えられる歳でもないし。 筆皇の調べてきた混浴リストには川端康成が伊豆の踊り子を執筆した宿も含まれていたから無理を承知でまずはそこに電話してもらった。 !!なんとキャンセルが出てたらしく一発OK!快挙だ! 「大殺界は去年で終わりだったんだ!だから年初めからついてるんだな!」ってクモハに言っていたけど、帰って調べてみたらあと丸一年残ってた。 |
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ってな感じの道中を経て東名の沼津を降り、天城峠手前の浄蓮の滝に到着。 既に午後3時半。今日観光できるのはここだけ。まぁ、今回の目的は温泉宿に泊まってのんびり過ごすってことだからいいでしょう。 |
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駐車場から5分ほど階段を降りる。「すでに足がプルプルしてきたんだけど…」と車通勤のクモハが体力のなさを嘆いてる。大丈夫!千葉の鋸山に行った時を思えば楽なものさ!と心の中で励ましておいた。 | ||
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天城越えの石版とクモハと浄蓮の滝。浄蓮の滝は殆ど隠れてるけどね。 撮影ポイントなだけに他の観光客もここで並んで順番待ちしていた。観光客にシャッターを頼まれるのを恥とする朱印倶楽部は常に「寄るなオーラ」を出す修練をしている。そのかいあってここ最近ではシャッターを頼まれる機会がめっぽう減ってきた。もちろんここでも頼ませはしなかったさ。 |
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天城越えの石版の全景はこんな感じ。石川さゆりの天城越えの歌詞と楽譜がマルッと刻まれている。 | ||
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結構迫力のある浄蓮の滝。 結構寒いので早々に退却。 |
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わさびの産地なだけにここでも栽培されている。わさびのしょうゆ漬けが名物らしい。他にも鱒釣りをやらせてもらえる。あと1時間早く着いてればねぇ。「お前が遅れてくるから!」「だから7時出発に!」と責任をなすり付け合う。だからって1時間早く来ても多分鱒釣りしてないけどね。 | ||
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川端康成ゆかりの宿「湯本館」に到着。 凄く風情のある部屋に通された。いや、マジで。本当に趣のある部屋で、柱とかも年季の入った感じがする。 この部屋にも川端康成が泊まったことがあるらしい。 「出るかな?康成の霊」とクモハが期待にも恐怖にもとれない表情で言っていた。それは置いといて露天風呂の入浴方法の説明を聞く。 |
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露天風呂は内湯から行くことはできず、一階の談話室みたいなところから行くことになる。先に入浴している人がいるときはその人達が出てくるまで入れない。各部屋毎の混浴露天風呂ってことらしい。先に入浴者がいるかどうかは入口にスリッパがあるかどうかで判断する。 一泊無料ご招待のスタンプラリー?いいじゃない!秘湯巡りいいじゃない! |
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さっそく談話室まで行ってみる。壁には川端康成と伊豆の踊り子に関する写真や新聞記事、絵などが飾られている。 写真を撮っていると先に入浴していたじいちゃん達三人が帰ってきた。 「お先です。いやぁ、本当にいい湯でしたよ〜」と気持ち良さそう。わくわくしながら交替で外に出る。 |
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裏庭の露天風呂までの道でドテラを着てこなかったクモハが寒そうに歩いてる。ふふ、もちろん筆皇は抜かりなく着てますがな。 | ||
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裏庭からみた湯本館。やっぱ柱は年季が入ってる様に見える。 建て増しをしてるみたいで、この写真の左右にも建物はのびている。自分達の宿泊する部屋は上の階の左側。よかったよ。この古そうな建物の方で。 |
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露天風呂が貸切なので脱衣所は一つだけ。 この脱衣所から少し階段を下りたところに露天風呂があるが、そこに行くまでの道で内湯の男風呂の脱衣所が丸見えになっている。ま、気になるほど近くはないけどね。 |
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うおおお!!いいじゃない!とてもいいじゃない!こんな露天風呂初めてだよ!開放感あるし! | ||
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狩野川のほとりで景色をながめながら入るなんてとてもグレイトだよ!わかるよ康成君!君がここを気に入って10年も通っていた訳が!腰痛持ちで湯治のためでもあったらしいけど、腰痛がなくても通いたいよ! | ||
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夏なら湯当たり直前まで浸かって川に飛び込みたいところ。 でも、やっぱ露天風呂は冬がいいね。 |
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川から露天風呂と湯本館を眺めてみる。右側に見える小屋が脱衣所。 お湯は単純泉で殆ど硫黄の匂いはしない。温度も熱くもなくぬるくもなくてちょうどよし。長湯できそうだ。 |
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狩野川を見つめるクモハの頭の中は、吉永小百合と高橋英樹の伊豆の踊り子の場面を思い描いているのか? | ||
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