豊橋市二川本陣資料館 その1
(豊橋市二川町字中町65  2004/8)
(0532)41-8580
9:30〜16:30(入館16:00まで)
休館日 月曜(除祝日)・年末年始
入場料 大人300円 小中高生100円
駐車場 無料

江戸時代、東海道の宿場町であった二川宿の現存本陣と資料館の二本立て。
時間が余ったので訪れたのだが、これが良い意味で裏切られた。本陣、資料館共に、資料が詳細な上、模型や実物を使ったイメージしやすい展示が印象的だった。豊橋まで訪れた際には足を伸ばしてみてはいかが。


二川の本陣は1807年から明治に入った1870年まで馬場家が勤めた。昭和60年にその子孫から市に寄贈されたものを修理・復元したもの。草津と共に現存する数少ない本陣跡。

資料館入口。背後に本陣の建物がある。300円で二度おいしい。


 本陣資料館平面図
 本陣鳥瞰図

上の写真から振り返って本陣の主屋を見る。

主屋の通り庭。ここで靴を脱いで内部の見学に入る。カマドや井戸も復元されているが見落としがち。

板の間。荷物等を直接街道側から運び入れる為の設けられた。
現在は長持や駕籠が展示されている。

通り庭側を向いて撮影した板の間。
奥は本陣職を勤めた馬場家の居住部分。
天井が高い家にいるととても気持ちがいい。

千両箱の重さが体験できる。それぞれ重さが異なるが、重いのが20kg弱くらい。
閉館近い時間だったので、片手で持ち上がるか試しただけで説明は読んでいない。
ちなみに持ち上げは腕の骨がきしんだので途中でやめておいた。

敷地の横では何か復元工事を行っている最中だった。

表門から入った式台部分。この部分は玄関棟と称される。安政の大地震(1854年)の際に倒壊したが、その後建て直された。
記念撮影にうってつけの場所なので、工事のバリケードが少々邪魔。

さらに式台から入った玄関部分。ここだけで自分のアパートの4倍はあるだろう。

玄関棟畳の廊下の左右にはたくさんの部屋が連なる。奥は書院棟。

書院棟の庭。わびさびはあまりないが清潔感がある。和風の世界じゃ褒め言葉でもなさそうだけど。

書院棟、上段の間。大名等高貴な人物の休憩所。その名の通り、他の所に比べて一段高くなっている。
書院棟は明治に入って取り壊されたが、間取図等から復元されたもの。

 


上段の間を使用する人用の雪隠。左が小用、右が大用。大用の下部には取出口も見える。
なぜこんなに背が高いのだろうと思ったが、きっとお釣りをもらわない為だろうと一人で納得。
ちなみに両部屋合わせて、うちのアパートの2/3の面積を占める。

上段の間の背面にある湯殿。床は中央に向かって傾斜しており、排水溝も見える。
男性の方々のまぶたの裏に、かげろうお銀が浮かぶと思われるのもこの場所だ。

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