御在所岳 その1
(三重郡菰野町 2003/12)

スノーシューを購入後の初めてのプチ登山。買ったからには雪の上を歩きたいと思うのは当然なのだが、今年は12月に入るまでコートもいらなかった暖冬、もしかすると積雪0かと心配したが幸い(?)この日東海地方を大寒波が襲い、名古屋では三十数年ぶりという積雪9cmを記録した。当然三重県の山間部であるここも大豪雪、現地に着くまでの大渋滞で時間がなくなってしまった。俗に言うところの「過ぎたるは及ばざるが如し…」

四日市市内はまだ交通量も多いので、道路に積雪はなかったが、湯の山温泉まで来ると完全に道路は雪で覆われていた。頭の中で年始の「スリップ&クラッシュ」がフラッシュバックする中、歩行速度よりも遅く運転。日頃どちらかというと、あおり気味に運転するのだが、この日はあおられまくった。

本来の計画では、このロープウェイ乗り場から登山が始まるのだが、既に時計は12時をまわっていて時間的に登山は不可能、とりあえずロープウェイを使って、山頂付近を歩くプランに変更する。
雪が舞い散る中、この日デビューのアウターを着て満足気な筆皇。

「ウー、ガンダー」のポーズ。保育園の頃撮った写真でも同じポーズをしているものがある。見違える程に人が成長するっていうのはやはり時間がかかるもんだ、やんなっちゃうよ。

風は強いがなんとかロープウェイ運転中、これでプチ登山はできそうだ。
ただ、気温-8℃と風速9mというのがちと気にかかる。

墨絵というかモノトーンに近い景色、ちょっと前まで紅葉だなんだと騒いでいたのが嘘のようだった。

発車したロープウェイは2台。自分達を乗せた1号と、カメラをかかえたおじさん達を乗せた2号。
写真はわりと行儀が良い筆皇。

終点近くなると、外はほとんど見えなくなった。ケーブルさえもご覧の通り。

なんとか山頂駅に到着。猛吹雪の中、歩行開始。駅から山頂まで1キロ弱歩き、そこから尾根沿いに500mほど離れた国見峠までの往復が今回の目標。
帰りのロープウェイは16:30が最終。独標の時は乗り遅れるも何とか帰り着けたが、今回乗り損ねるとなると、もしかして、多分、いやきっとやばい。

山上公園駅から下って数分、山頂方面と国見峠方面の分岐にたどり着いた。時間がないので国見峠→山頂→駅というプランに変更、早速国見峠方面に向かった。


数分後、道を見失いかけて撤退、国見峠をあきらめて山頂往復だけにプラン変更。
どんどんプランの規模が小さくなっていく…。

遭難時のヤッホーポーズの筆皇。実際にこうならないことを祈りたい。

冬眠中の熊と対決ポーズの自分。こちらも実際にこうならないことを祈りたい。

スキーリフトやレストランのある広場へ到着。除雪車が頑張って動いていたが、他にお客さんは見当たらなかった。

樹氷。空が暗いので写真では綺麗に写せないのが残念。とても綺麗だった。

山頂に向かい、1キロ弱の道を進む。降りたての新雪は深さ約30cmほど、所々50cmくらいあるところもあったようだ。
スノーシューを履いているとはいえ、足が結構もぐってしまい、ものすごい体力消耗。

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