港区防災センター その3

地震体験コーナーしか期待していなかったのだが、その期待を良い意味で裏切ってくれた2階の体験コーナー群。

主に伊勢湾台風に関わる資料や体験コーナーが展示されている。体験コーナーのほとんどは昭和34年当時の再現。

乳母車。
太郎が産まれた時、真剣に買おうかどうか迷った逸品。あまり作られてないから高いんだ。

多分ご存命ではない婆さん出演のホーロー看板。

ホーロー看板横の映画ポスター。
なぜか白黒、貼る意味はそこにあるのか?

民家をイメージした「伊勢湾台風を知る」という伊勢湾台風の高潮体験コーナー。表札は「港明太郎」さん、ちなみに息子は「タケシ」、娘は「けい子」というらしい。

玄関脇の洗濯機。もちろん本物。だれかがスイッチを押したらしく、羽根は回っていなかったが少しの間うなっていた。
芸が細かい、細かすぎる、でもそんな所が少々嬉しい。

部屋の正面。正面のスクリーンに3D画像が映る。最初は雨戸が閉めてあるのだが、強くなる風の前に雨戸は悲鳴をあげ、そして…。映像自体の時間は非常に短いのだが、テーマパークを含めて、自分が見た3D映像の中では一番臨場感があった。

体験コーナーの民家内部。多分小物も本物だと思われる。壁にかけてある日めくりカレンダーは伊勢湾台風がやって来た9月26日になっている。

壁の上には「けいこ」のおもちゃ箱が置かれている。単にスピーカー隠しなのだが、下手字でわざわざ書かれた小技に敬意を表する。

時計は台風が最接近した21時40分頃。
時計がある以上、押さえておかなくてはならないポイントがしっかり押さえられていて良い。

オリジナルなテレビと扇風機。

入口で渡される3Dメガネをはめて正面の映像を見る。

風で猛烈に揺れる雨戸、怖がる妹けい子をはじめ、家族の声が緊迫していく中…。

雨戸が吹き飛ばされた!
泥流が侵入してくる!
そして更に貯木場から流された大木がぁ!

初めて見る太郎は結構驚いていた。

残念なのはこの映像を見るのに使用する3Dメガネのサイズ。太郎には大きすぎて全く顔にはまらないのでずっと手で持ってなくてはならなかった。
子供の来館も多いと思うので、もう少し幅拾い対応を願いたいところ。

真っ暗闇の食堂からの有効な避難方法が体験できる煙避難体験室。「みなと食堂」という食堂内からの脱出を図る。

火事だから伊勢湾台風と設定は異なるはずなのだが、サンプルの値段を見る限り時代設定はその頃のようだ。

どうでもいいが、自分が一番嫌いな食べ物は牡蠣。絶対にカキフライなんて食べない。

前回来た時はいきなり真っ暗な室内に入れられたが、今回は太郎がいたためか、煙が無く、照明がつけられている状態で一度練習をさせてもらった。

室内がどれだけ店として忠実に再現されているのか気になっていたのだが、何もない白い壁があるだけで店も何もなかったのが残念。
せめて厨房とか居間の絵くらい壁に描いてあれば良かったのだが。

写真は暗闇&煙充満状態での撮影。
ドアノブは建築基準法で高さが決まっているのでドアを探すなら無闇に手を上下させない方がいいらしい。まぁ実際は障害物もあるのでなかなかそうはいかないだろうけど…。

一見普通の公衆電話だが違う。これは「通報体験」が行える公衆電話なのだ。
消防か救急かを選ぶと、正面のモニタにそれぞれ事件が起こるので、正確に通報を行う為の体験電話なのだ。外線には通じていない。

自分は救急編を体験。おじいさんが倒れ、それを救急に通報した。
この2ヶ月前くらいに目の前でバイクと自動車の接触事故があり、救急通報をした。結構自分が当事者でないと冷静になれるものだなと思った。

AEDの練習機と練習用の人形。
上部では練習用のビデオが流されていた。

3年前くらいに救命講習を受けたが、あれはいいよ。一度受けておくだけでもかなり違うよ。

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