佐久間〜しらびそ高原 その1
(愛知県北設楽郡富山村他  2003/9/4)
飯田線の旅を楽しんだ後、一路富山村へ。ここは日本で一番人口の少ない村として有名。特別何があるというわけではない田舎なのだが、ついつい「日本で一番○○」につられてしまって訪れるのも二回目となる。人口も少ないが、メインストリートも一本なので、人の姿がちらほら見られる。超山間部の村に比べて、わびさびを感じにくいのもこのせいだろうか。

佐久間ダム
中部天竜駅を出て、県道1号線を北上。するとすぐ佐久間ダムが見られる。日本の戦後復旧の広告塔ともいえるプロジェクトのひとつだったらしい。このダムの建設によって、富山村の中心集落や飯田線がダムの底に沈んだ。


途中のトンネルからは歩行者用通路でダムの正面に出ることができる。

トンネルの横から延びる、歩行者用通路。今は通行禁止なのかもしれないが、灯りもついていないため非常にこわい。

トンネルを抜けてダムを見る。ロックフィルという種類のダムで高さは150mくらいあるらしい。

再び車を富山村に向ける。途中時間通行止めにあってしまい、一時間ほど動けなかった。他に道はないし、引き返すのも遠すぎる。仕方がないので少し睡眠…。


起きてみると、一時間以上眠ってしまっていた、前に止まっていた車はいなくなっており、まわりでは工事の人達がお弁当を食べていた。あせって運転席に戻る自分を見て、笑っていた。なんだかサザエさんになった気分だ。今日もいい天気。

富山村
富山村が見えてきた。山と川に挟まれた狭い集落である。もちろん小中学校は合同。

富山村の中心集落であった「河内集落」が沈んでいる所。干上がったらぜひ見てみたい。


 説明板

村営の温泉。最近は結構山の中の村でも、温泉(微妙ではあるが)を掘り、村の観光資源としている所も多い。
この村もそうなのかと、少し落胆していたが…。

看板を見て固まった。


営業は週に4日のみ、それもこの営業時間の短さ…。さすが、さすがだ。
しかしこれなら無い方がよりミニ村という感じがしていいのだがと、部外者は思うのである。

佐久間ダムによって、川といっても湖なみの川幅をもっている。

富山村役所。初めて見た時は交番かと思ってしまった。

村で唯一の喫茶店。お昼どきということもあり、2,3人のお客がいた。もちろん、みんな顔見知りという感じだった。


ただ会話が、「あそこのオートバックスを曲がって…」というのは、田舎風情にかけると部外者は勝手に思っていた。

富山村メインストリート。今回も前回もちょこちょこ村民の姿を見ることができた。
小和田駅に行った後だっただけに、結構栄えているなと思えてしまった。

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