静岡〜山梨 その1
(静岡県三島市・山梨県甲府市他  2003/5/9)
トライアルの会場が静岡の富士近辺で行われる事が多く、今まで何回となく静岡県内を走ってきた。その度に静岡の長さに苦しめられ、また景色も見慣れたものとなっていたため、自然と一人旅の対象からは外れていた。
しかし北・南・西方面への一人旅ばかり増えてしまい、避けてばかりもおられず今回はターゲットを東方面に設定した。静岡だけではつまらないのでこれも通過のみとなっていた山梨をメインとし、城や寺を巡ってきた。前回草津では痛い目にあっているので、雪は残っていないとはいえ慎重な運転をこころがけた。

いつもの通り、夜出発。
浜名バイパス等の無料時間帯を利用し、一気に距離をかせぐ。といっても最初の目的地は掛川よりちょっと向こうの諏訪原城。
夜半過ぎには到着し、いつもの如く「狭いながらも楽しい我が家(車)」を満喫する。

2日目
諏訪原城は武田氏が東海道に築いた前線の城。建物の遺構こそないが、あちこちに縄張の遺構が残っており、充分満足できた。
また城内に茶畑がいくつかあったのを見て、さすが静岡と感心してしまった。


詳しくは城の諏訪原城にて

続いて田中城へ。ここは珍しい円郭式縄張を持っていた城で、宅地化してしまった現在でもその名残を留めている。
しかし散策中の本屋でついつい立ち読み。無駄な時間ではあるが、こればっかりは性分というものでなかなかなおらない…。


詳しくは城の田中城にて
建物の遺構は全て一箇所にまとめて移築されており、無駄に動く必要がなかった。
平日の為、他の観光客の姿も見当たらずじっくり見ることができた。
写真は移築された櫓。
櫓の内部。
畳がひいてあり、他に観光客もいなかったため、しばし寝転がる。やっぱり畳は良い。

一気に東へ向かう。
今まで何度となく「箱根越え」はしているのだが昼間走ったのは今回が初めて。
いつも夜中疲労困憊の中で走り屋にあおられ続けた忌まわしい道。
今回はそんな方々も見当たらず、自分も味わってみようと、ちょびっとだけあおってみる。少し気持ち良かった。
前に車がいなくなっても調子にのって走れない。なんせあちこちタイトなターンだらけ。
ましてや今回はラリータイヤ装着の為、グリップがいまいち。こんなとこで横転するわけにはいかないのだ。

箱根外輪山山中にある山中城。ここも建物の遺構は残っていないが、畝堀・障子掘というめずらしい堀が修復しているとはいえしっかり残っている。


ほんとは降りて足軽気分を味わってみたいがこれ以上は立ち入り禁止。

山中城近くの旧東海道の石畳。ほとんどが実際に使用されていた石で整備されている。他に歩く人もおらず鼻歌ふんふんで1Kmばかり歩く。

見事に残る石橋。資料では存在が知られていたが、実際に発見されたのはここでけらしい。隙間の下には排水溝のような溝があるらしく、ついつい覗いてみたくなる。

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