津島神社で厄払い その2

参拝が終わって市街をぶらぶらする。
まずは老舗の糀屋(こうじや)へ。いとこが若旦那に嫁いでいる親戚なので、名物の甘酒を飲ませてもらおうと寄ったのだがこの日は休み。電話をしたらパチンコ中ということで断念。

老舗ということで地元紹介テレビやら新聞でちょくちょく紹介されている。
その際、一緒に紹介されることが多いのがこの井戸。

若旦那曰く、「西川きよしはいい人だ」とのこと。

井戸の説明板。
フリガナをつける漢字の選別方法に若干疑問を持たないでもない。

糀屋の隣は「津島市観光交流センター」。
いかにも元金融機関っぽい建物は、昭和4年に建造された津島信用金庫本店の再利用。

基本的に内装は当時のまま。
足助で見た「足助中馬館」より建物の規模が大きいが、せっかくの建物の良さが活かし切れていないのが残念。

入って最初に目を奪うのは「尾張津島天王祭」で天王川に浮かべられる「まきわら船」の提灯部分。
これだけだと知らない人には分かりにくいので、まきわら船の模型なんかがあったらよかったのだが(あったら申し訳ない)。

正月明けではあるが既に雛人形が展示されていた。個人的に雛人形の展示にはあまり興味が無い。

津島で行われる祭りの中で地味ながら抜群の迫力を持つ「おみと祭」で使用される大松明。
火を灯したこの大松明を数人がかりで抱えて津島神社に運び入れる。
数年前まで地元以外の人にはあまり知られていない祭りであったが、中日新聞で紹介されてからかなり人が増えたとのこと。

ふと視線を感じて顔を上げると、布袋さんが微笑んでいた。

優しい微笑みだったが、高い所から微笑まれるのはいい気分がしない。
会社ではいつも見下ろされているのでプライベートくらいは見下ろされたくないものだ。

金庫室。
現在は事務室となっているが、せっかくなら開放して見学させてほしいところ。
それでも中に人がいる時、閉じ込めてみたいと思うのは自分だけじゃないだろう。

扉の上にある小さな金庫は何に使うんだろうか。

不気味な内臓露出人形。
それでも良く言えば「スケスケのチアガール」。

安易なキャッチコピーには気をつけましょう。

妙に微笑ましい係員のおばさんが勧めてくるのが、裏手にある土蔵コーナー。
とにかくすごいから見てくれというのでちょっと期待しながら移動する。

立派な雛祭りが一式…。
横でおばさんがニコニコしながら「すごいでしょ、すごいでしょ」と声をかけてくる。
「え、えぇ…、すごいですね」。
すぐ立ち去るわけにもいかず、おばさんのウンチクに耳を傾け続ける今年厄年の二人だった。

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