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遠山郷土館和田城&龍渕寺 その2 |
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二階にもう一つ部屋があったので入ってみた。とりあえず真っ暗だ、おばさんに言われた通り、電気をパチッとやってみよう。 |
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電気を点けると、すぐ左におじさんの写真があって少し驚き、とりあえず誰もいないのに、「あぁ、びっくりした」と自己フォロー。
この郷土館の名誉館長とのことなのだが、ネーミング的に旧領主である遠山氏の子孫らしい。 |
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遠山氏を中心とした展示がされていた。
二階のメイン展示よりは若干読み応えがあったものの、マシというだけで楽しめるほどの内容ではなかった。 |
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茶碗の上に渡した箸が家紋の遠山氏の像。 |
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遠山さんからも部屋を出る時、電気をポチッと消すように言われた。
まさか「乳首突かせろ」と言ってる訳ではあるまい。 |
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二階から一階へ降りる階段の踊り場にも千と千尋関係のポスターが貼られている。このポスターは前回も見たが、色が少し褪せていた。 |
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再びビデオを見た部屋へ。
ビデオ視聴中、ずっと気になっていた色紙をじっくり見ることにする。
かつてこの地で講演会をやった人の色紙らしい。元スポーツ選手が多かった。まぁ後進の指導だけじゃ食っていけないだろうし、なかなか大変そうだ。 |
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20年ほど前にはサンコンも来たらしい。
講演の内容は「サンコンのとっておきアフリカ話」。
昔は視力が6.0あったけど日本に来て落ちたとかいう話だろうか。そんなに多方面のネタを持ってるとは思えないので、全国津々浦々そんなアフリカネタで乗り切ったんじゃないだろうか。
「昔はね、色々な人に来てもらって話してもらってたんだけどね、今はね、もうね、ほら、あれじゃない。なかなか呼べないのよ。」
後ろからいきなり鼻にかかったマダムボイス。唾を飲みながら振り返るとおばさんが無表情に立っていた。
「冷たいお茶でいれましょう」
そういうと、おばさんは奥に歩いていった。 |
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郷土館の奥に「カフェ和田城」があり、コーヒーやら出しているらしい。
そこで冷たいお茶を出してもらっておばさんと少々話す。そして話が少し途切れた瞬間、おばさんは自分のカップを見つめたままつぶやいた。
「しもぐり…」
「えっ?」
「しもぐり…」
「はっ?」
「しもぐりよ、日本の里100選にも選ばれてるのよ、あなた知らずにここに来たの?行かないと損よ。私、先日初めて行って感動したわ」
最初は何かの呪文かと思ったが、どうやら勧めてくれているらしい。話を聞くと1時間くらいで行けるらしいので行ってみることにした。
おばさんにお礼を行って出ようとしたら
「ああん、ちょっと待って」
おばさんがペットボトル2本つかんで追いかけてきた。 |
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「有名なのよ、ここの湧水。名水百選にも選ばれてるのよ。カルシウムとマグネシウムがたくさん含まれてるから、あなたが名古屋に戻ってもまだ冷たいはずよ。」
少なくとも義務教育+高校では習わなかった不思議な教えではあったが、とりあえずペットボトルももらったから汲んでいくことにする。
※ちなみに後で調べたら、名水百選は名水百選でも「平成の名水百選」だった。 |
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「私が入れてあげるわ。それにしてもこのケースがあるとペットボトルが倒れないし、汲みやすくていいでしょ。」
こんなふうに言われたら気が弱い自分としては褒めるしかない。とりあえずヨイショしておこう。
「これご自分で考えたんですか?すごいですね」
「そうね、近所の人が置いてったのよね」
うむ、会話が空回りしっぱなしだ。 |
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その後おばさんがパワースポットだ、小学生が名付け親のナーム君がいるだで、勧められた隣接する龍渕寺へ。
前も一度来たし、時間がもったいないからやめておこうかと思ったが、おばさんが自分の後ろ姿を凝視してるので入らないわけにはいられなかった。 |
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昔はマイク・ベルナルド似だと思った「お掃除小僧さん」。 |
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