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深山第三(男良谷)砲台 その1
(和歌山市 2010/12) |
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大阪湾を防御する目的で築かれた由良要塞を形成する砲台の一つ。加太地区の中で比較的保存状態がいい砲台跡である。
陸軍の砲台跡の他、海軍の水雷施設も若干ながら残っている。 |
由良要塞位置図
男良谷砲台は紀伊半島の和歌山市加太地区に存在した砲台。12cm加農砲を装備していた。
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男良谷砲台のざくっとした地図。
測量した訳でもないので距離、方角、大きさはかなりいい加減。
砲座、弾薬庫跡の他、レンガのトンネル、海軍標柱、排水路(?)、観測所、突堤、そして用途不明なレンガ造りの施設跡が残る。
海岸沿いに行けば水雷施設跡(トンネル等)も若干残っているようだが、今回は見つけられなかった。 |
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休暇村紀州加太から下る舗装路から深山第一砲台へ続く上り坂の横に第三砲台(男良谷)砲台へと続く砂利道が下っている。 |
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低い位置にある砲台のようで、どんどん高度を下げていく。ダラダラと下る坂は、帰りにはダラダラと上る坂になる訳で、それを考えると既にモチベーションは下がり気味。 |
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あちこちに往時のものと思われる遺構らしきものが残っている。こちらは水道施設だと思われる。 |
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道の左側に標柱が見えたら、砲台まではあと少し。 |
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海軍の標柱。
水雷施設に関連した海軍の標柱のようだが、砲台があるのに陸軍のものは見つからなかった。 |
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道の左側に石積みの基礎が残っている。
食堂か士官用兵舎あたりの基礎だろうか。 |
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上の写真の基礎を越えたら道は右へカーブし、突き当りの部分に男良谷砲台が残っている。
写真左から[砲座]−[弾薬庫]−[砲座]−と連なり、写真では見えないが更に−[弾薬庫]−[観測所]となっている。
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二つある砲座跡のうち、左側(南側)の様子。
草木が茂ってしまい、砲床は確認できず。壁の砲弾置場は何とか見ることができた。 |
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弾薬庫脇に階段があったので少し登ってみたが、ヤブがすごすぎて何が何だか分からなかった。 |
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内側がドーム状になっている弾薬庫。
崩れはおろか、ヒビすら見られない頑丈な作り。 |
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砲床の通路側には弾薬置場。 |
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一番北側右側)の弾薬庫。
外まで溢れだすほどゴミが詰められている。
奥は観測所跡に繋がる通路。 |
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なぜかゴミ置き場と化した弾薬庫跡。
最初、砲台跡なんかに居住するホームレスの仕業かと思ったが、生活感がないのでやっぱり単なるゴミ置き場のようだ。 |
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