蒲郡市生命の海科学館 その3

中央のボタンを押してもイクチオサウルスはやってこない。連打してると20秒後くらいにやってきた。目の前で泳いでくれるだろうと思い、カメラを構えた時には去っていった。

再度ボタンを押して20秒待つ。やってきて目の前を通ったが、一瞬で通り過ぎて去っていく。

再度ボタンを押して20秒待つ。なかなかやってこないなと思ったら一番右のスクリーンにちょっと現れて去って行く。

再度ボタンを…もうよそう…。

結果的にこの日一番のヒット展示がこれ。
「触れる三葉虫の化石」。

前から触ってみたかった。
満足。

触れないが、他にも三葉虫の展示あり。
太郎が拾ってくる松ボックリに似ていた。

結果的にこの日二番のヒット展示がこれ。
「触れるアンモナイトの化石」。

何度か触ったことがある。
まぁ中満足。

奥にはのイクチオザウルスの化石。
海生動物の化石はいつ見てもせんべいチックだ。

顔部分アップ。
目の部分が気色悪い。

胃の部分にはイカの仲間の化石もあるらしい。

イヤホンから女性が「ヒレ部分の化石が触れますので、ぜひイクチオザウルスの化石と握手してください」と囁く。

囁き声に身悶えしながら化石に手を触れ我に返った。女性が「握手して下さい」って言うから。

イクチオザウルスの木製骨格標本。
頭骨が鳥っぽい上に目がやっぱり気色悪い。

魚の進化を記した展示。
仰々しく、そして濃厚な展示に見えるが、実際そうでもない。

ご存じシーラカンスの化石。
昔、Mr.Childrenの「Atomic Heart」のアルバムを聞きこんだ後、新アルバムが出ると聞いて買った「深海」。
wikiによると絶賛の作品らしいのだが、自分は「シーラーカーンス♪」って聞いた時、ショックだった。

触れる魚の化石。
この科学館のいい所はこうして展示物に実際触れることができる部分。子供の教育には良いと思う。

「ハイコウイクチスの化石があるのは当館だけ!」という紙を見て、これは撮っておかねばと思ってカメラを向けた。
なぜかシャッター切るまで10秒以上かかった。

縞状鉄鉱層とやらの展示。
全く説明板は読んでないが、綺麗だった。


一通り見たので帰ろうとすると係員のお姉さんが走って来た。
「何か分からないことはありませんか?どうでした?分かりやすかったですか?説明しましょうか?」と腰をかがめて熱望。

この科学館の係員は前世で自分に何か迷惑をかけたのではないかと真剣に思った。

三階の受付では別のお姉さんが
「16:30からミュージアムシアターやりますので、ぜひどうですか?」と声をかけてきた。
「い、いえ、時間がないので…」
「そうですか、それは残念ですね」と寂しそうな顔をする。

この科学館の係員は前世で自分のハーレムの一員だったのではないかと真剣に思った。

12月の4時半は太陽も傾いて一気に冷え込む。今の季節じゃ考えにくいが、夏ならテラスで潮風を浴びながら過ごすひとときもまたいいものだろうなと思う。

お好きなら恐竜見ながら過ごすこともできる。

暇な時、小石を電信棒に向かって投げるのと同じ原理がここでも働いていた。

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